8/9 出費を惜しみたくないランクから見える少子化問題
あるサイトで、女性が出費を惜しみたくない支出のランキングというのが出ていた。
●第1位/旅を思いっきり楽しみたいから! 「旅行代」……16.6%
○第2位/大好きなことにはお金をかける! 「趣味代」……15.6%
●第3位/人との付き合いは大切です! 「交際費」……14.1%
○第4位/おいしいものはやめられない! 「食費」……13.1%
●第5位/美しくなるためには仕方がない! 「美容代」……12.8%
○第5位/おしゃれはとことん楽しむ派! 「服飾代」……12.8%
●第7位/教養になるものにはケチりたくない! 「本・CD」……7.5%
○第8位/健康でなくっちゃ幸せになれない! 「医療費」……5.0%
●第9位/毎日暮らす場所はこだわりたい! 「家賃」……1.9%
○第10位/暮らしはいつも快適にしたいから! 「光熱費」……0.3%
出費したい、つまり身銭を切っても楽しみたいという項目上位3位と5位は、今の日本の子育て環境からは子どもがいたらほとんどできないこと。
少子化問題について、一つの絵が見えてくるように思う。保育所不足とかそういう原因も大きい。究極はこういうことも保育所がどうあるべきかという問題につながっていくのだと思う。
子どもがいたら思うように期待に添うように働けない=ハイパーメリトクラシー社会では認められないということと、ここでの上位項目とを並べると、今の日本社会は、子どもを育てている人にとって、疎外されて楽しくしない社会であるか、という問題が横たわっているのではないかと思う。
現首相を筆頭に、少子化が大変だと騒いで、今の若者に気概がないからだ、というようなことを言いたがる中高年が多いが(気概があれば妊娠するものか!)、それより、新自由主義的価値観の圧力の下で、いろいろなことにチャレンジしたい気概がある若者にとって、社会保障も完備していなければ、日々の趣味や楽しみを奪われる子育てはやっていられないということなのだ。
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