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2010.08.11

8/11 保坂展人氏が民主・自民の協調を批判するならお膝元の区議はどうする

保坂展人さんが「自民と民主が融けあうなら社会の疲弊は止まらない」という記事を週刊金曜日に書いたという。
書いている現実の事象の指摘はごもっともだが、それが何もかも結局は消費税への忌避感を語ると最もらしく聞こえる永田町の論理をふりかざして、自民党と民主党がなれ合い政治をやろうとしている、と批判しているオチに物足りなさを感じた。

消費税増税が弱い者いじめだ何だという愚は繰り返しになるからここでは指摘しないが、民主党と自民党が話し合わざるを得ない状況というのも指摘しておきたい。

さきの参議院議員選挙で、法律を通すには、民主+公明、民主+自民の組み合わせが最も民主党にとって借りをつくらないで政策決定ができる組み合わせとなってしまった以上、自民と民主が話し合いを積み重ねることを根底から批判するのはかなり難しい。ことごとくいがみあえば、予算から、年金から、健康保険制度から、地方交付税からすべて政局の材料になり、与野党合意で進めていくべき政策がまったく前に進まなくなる。そのことが、貧困をさらに悪化させ、格差を広げ、失業を深刻にし、失業した人をどん底に突き落としておく状況を続けることになる。

民主党がどこと話し合って政策を決めていくべきか。私はみんなの党を外す組み合わせにすべきということ以外、まだ確たる主張は見いだせないが、少なくとも格差や貧困や失業や福祉の不足を放置して、消費税を上げなければいいんだ、というような類の政党とは組むべきではないと思っている。

●かような主張をするなら、創新党・自民党・民主党・社民党の統一会派に所属した社民党籍のある杉並区議こそ、社民党元国会議員として統制処分にかけるべきではないか。
それを放置して民主党の自民党との協調路線を批判するなんて、片腹痛いと思う。

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コメント

むしろ、そういった現実的な案を模索する事は社民党的ではないと思います。彼らはあくまでも理想の一点のみを追求する存在で居続けて欲しいですね。それ以外にあの党が存続する道は無いでしょうし。
「理想が100%実現出来ないのならば最悪の事態を甘受した方が良い」という理念こそが、社民党のアイデンティティなわけですから。

投稿: 渡辺 | 2010.08.13 00:37

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