8/1 阿久根市長・気に入らない奴だから補助金を出さない!
自称改革派の強みとは、公正なルールにのっとって物事を決めるということのはず。
阿久根市の竹原市長は、市内の保育園に出すべき補助金を、反市長派が経営しているという理由だけで差し止めたという。
こんなことは極めて改革以前の前近代的な意思決定であり、とんでもない話である。自分の気に入らないところには金を出さないということは、癒着だのなれ合いだのより許してはならない話であろう。
阿久根市長を擁護する議論があるが、少なくとも他の自称改革派市長はここまでひどい話はないと思う。
個人的恨み?阿久根市長、保育園補助金決裁を拒否
鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が、民間保育園の園舎建て替えに伴う補助金交付の決裁を拒んでいる問題で、市長が「理事長は市政を妨害している」と理由を話していたことがわかった。
保育園はかつて市立だったが、地元の社会福祉法人青陵会(折橋よし典理事長)が2007年4月、老朽化した園舎を5年以内に建て替えることを条件に引き継いだ。(「よし典」の「よし」は口ヘンに「喜」)
総事業費約2億円のうち県が約7000万円、市が約3000万円を補助する計画で、市は今年度当初予算に補助金を計上したが、市長は申請書類を決裁していない。
関係者によると、市長は6月頃、職員に「理事長は市政全般を妨害している」と話したという。理事長は市教育委員長を務め、市長が08年12月、民間人を市教委教育総務課長に採用する際、「兼業を禁止した地方公務員法に違反する」と指摘。昨年5月の出直し市長選では、竹原市長の対立候補を応援するなどした。
青陵会は6月、決裁を求める陳情書を市議会や市長に提出したが、市長は市議会を招集しておらず、取り扱いのめどは立っていない。保育園には0~6歳の園児49人、保育士ら職員14人が在籍している。理事長は「私への個人的な感情で決裁しないのはおかしい」と反発している。
(2010年8月1日20時51分 読売新聞)
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