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2010.07.29

7/29 とんでもない俗論がまかり通る朝霞市の外部評価委員会

知り合いの友人が今年から始まった朝霞市の外部評価委員会なるものの傍聴をしてひどいというので、メールを送ってくれた。
外部評価委員が①介護・福祉、②保育サービス、③地域ブランドがターゲットとして選ばれ、①②については、ムダだ、非効率だ、費用対効果は、受益者負担を求めよ、家族がやれ、の発言のオンパレードだったらしい。
だいたい、ムダなハコモノ大好きな朝霞市役所を洗い直すのに、なぜわざわざ福祉分野を標的にしたのか、委員たちのセンスに理解が苦しんでいる。元気な「行革じいさん」が好きなことやってるなぁと思って、市役所への電話確認をあわせて、こういうことらしい。

・外部評価委員会は行政評価の一環として行われる。この夏には答申をまとめ、来年度予算に反映させていく。
・市民委員の中川、桑原、外部評価委員が①介護・福祉、②保育サービス、③地域ブランドがターゲットとして選んだらしい。
・このほか、行革系学者が2人、斎藤市議(共産)、篠原市議(公明)、須田市議(商工会系の保守系会派)の3市議、斎藤元収入役などが委員として入っている。コンサルタントは、パシフィックコンサルタント(市議が「外部」だとは思えないし、コンサルタントは市職員より市の政策の基本になっている計画づくりに関与していて、みんなインサイダーで「外部」とは思えない人選。内部だらけ。こういう黒を白というところがうちの市役所の悪癖)。
・議事録はまとまっていない(すでに3回も開催されているのに、1回目の議題書みたいなものしか公開されていない)。
・関係する政策について市民の意見を聴く場は設けない。
・外部評価の手法は、他市の先進事例や、事業仕分けなど公開されたリソースを使うのではなく、独自のたたかいで開発したもの。

私に事態を教えてくれたメールではさらに、地主議員が学童保育について家庭責任と言い切ったようだし(市議会議員をやっていられるような道楽地主に働いている人の気持ちなんかわかるかと思う)、学童は3年ごとに価格入札にかけて人件費をダンピングさせる指定管理にしろ、と言っているようだし(今の直営でもアルバイト並みの給料で働かされて、大したコストはかかっていない)、緊急時の子ども保護のためのトワイライトステイが予算確保されているだけで使われていないという理由だけでムダと断定しているし、子どもに関わる政策の基礎的な知識やルールも知らずに、行革用語をオンパレードして、ミニ蓮舫を気取っている委員ばかりらしい。

市民に公開されていないところで物事が決まる田舎政治の気持ち悪さみたいなものを感じる。

●お隣の和光市の事業仕分けとくらべると、格段に質が低いことがわかる。
和光市の事業仕分けでは、あらかじめ選定された事業について調査がある程度行われ、市民が傍聴できるよう土日に開催された。仕分け人は市議会議員が排除され、俗論が出てきても、おおむね常識的な意見で是正され、その中で行政施策が判定されていった。判定結果、議論の内容についてはホームページで公開されていて、仕分け人になった人の仕事の公正さが検証できるようになっている。
朝霞市の外部評価は、議論の質や内容を検証できる資料が何一つインターネット上に公開されていない。

●昼間、市役所に出入りできない人たちの問題について、つくづく鈍感な市政が行われていると思うし、働く人を痛めつけて、この市役所は楽しいのかと思わざるを得ない。
こんなことする自治体に、減税などは求めないが、納税拒否の市民運動みたいなことはしたいと思うところだ。
土地用途規制を必要以上に緩和し、容積率を上げることで土地価格を吊り上げ、固定資産税を高くなるよう誘導しているくせに、不足しつつげる保育所、満員電車状態の学童保育、入れない介護施設、派遣されないホームヘルパー、難民化して板橋区に逃げる障害者家庭を放置してきている。

●委員である地主の子の市議は、テキトーなこと言っていると思う。朝霞の地主がいい思いしているのは、よそからの身寄りのない転入者が、土地を買ったり借りたりしてくれているからではないか。そういう家庭が、保育所や学童保育を利用して一所懸命稼いだ金で、高い家賃や住宅ローンを払っていることが彼らの収入の一部になっている。そういう自分の客をふみつけにしてモラル談義をして、市の公共サービスの基盤整備を遅らせるなら、無自覚であり犯罪的である。

●革新系も革新系で、共産党の斎藤市議はこういう場で何を釘さしてくれたのか。不作為の責任はあるのではないか。
以前、無所属革新系会派のベテラン議員が、オンブズマン気取りで、市の補助金を受け取っている上位法人をランキングで公開したことがある。私の目の前ではさらに、保育所が補助金をもらいすぎる、というような批判をしたことがある。彼も市民生活を破壊する行革じいさん運動の援護者である。

●今でも議事録が公開されないのは、委員たちが実際に発言した暴言を市民に見えなくするために改ざんしている可能性がある。

●地域主権というのはこういうことが跳梁跋扈することなのだろうか。昼間市内で活動できない市民にとって、どのように地域を良くしろというのだろうか。働く者がバカをみる地域社会である。

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