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2010.07.27

7/27 年金受給世代に行革じいさんが多い理由

困った行革じいさんが巷に溢れて、小さな政府を訴えるラディカルな政治家を応援し、血眼になって税金の無駄づかいを探しながら、自分は高額の年金をもらい、医療機関にかかりきりになっている、という構図を前から苦々しく思っていたのですが、

EU労働法政策雑記帳 年金世代の大いなる勘違い

というところで、濱口桂一郎さんと、呉学殊さんの会話の中で問題意識として俎上にのぼり、

dongfang99の日記 2010-07-25 年長世代の「小さな政府」志向

というブログでその現象について詳しく書かれています。

私個人の観察でも、小さな政府を求める政治志向をもった集会や政治家の講演会などに集まるのは、政治志望の青年の他には、退職した大企業OBが多いなぁと感じているところでした。当然大企業OBは、猛烈に働いてきた見返りだと思っているのでしょう。しかし、彼らの公務員バッシングをする一方で、公務員の倍ぐらいの賃金をもらっていたり、公務員とは比べものにならない高額の企業年金を受け取っていたりする現実もあったりします。

近年、新しい公共がもてはやされる関係で、地域に昼間いる人たちを公共の疑似労働力として引っ張り出そうという動きが進んでいます。その中で、大企業OBと、大企業労働者の妻が地域社会を支えるようになり、市役所への意見反映が、どうしてもこの層のものに偏ってしまうなぁ、と感じていることも多くあります。
事実、私も市民参加でことを進める市の委員会に参加したことがありますが、開催時刻を土日夜間にしてもらうことはできずにいました。

そういう構図のもとで、新しい公共としてやってみても、地域的政治力学を分析してみれば、保育所や学童保育などの共働き家庭や、ひとり親家庭にとって不可欠なインフラ整備より、町内会館や児童館の整備が先行し、貧困者対策よりも医療費の窓口負担ゼロみたいな政策が優先されます。

その保育所や学童保育だけをみてみても、中央集権的な最低基準があり、最低基準にもとづくコスト積み上げを算定根拠にした補助制度のある保育所の方が利用者にとっての状況はよく、地方分権的でつかみ金みたいな補助制度で運営されている学童保育はとんでもない満員電車状態の過密保育が行われています。

地域主権などと珍妙な言葉を言うときには、こういう現象・現実への洞察力が問われるのではないかと思います。

●年金の世代間格差を必要以上に煽り、小さな政府や雇用融解を煽る若手人事コンサルタントのJ氏などは、典型的なオヤジ言説なのです。

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