7/11 与党も敗北・自民党も過半数にはるか及ばず、話し合いの政治を期待
参院選で与党が敗北。しかし、首相は退陣せず、過半数取れなかった自民党の党首も辞任せず、冷静にことが展開していることを評価したい。
大きな関門は、9月の民主党の党首選挙になろう。ここで、反凌雲会、具体的には小沢一郎グループが落ち着いた判断をされるかどうかがカギになるのだろう。
また、民主も自民も微妙に過半数に足りない状況で、公明党とみんなの党がそれぞれキャスティングボートを握っているという状況で、話し合いを重視する政治をやっていかざるを得なくなる。最長で3年間は国政選挙がないので、落ち着いた中長期的な議論ができる時間ができたと思う。
●全体情勢を見ているとうんざりするが、個別選挙区を見ていると興味深い。
①現時点で、富山選挙区はフライングにならないかと期待しているが、統計学の専門家が分析し、富山市、高岡市などこれから開くところの出口調査もふまえてのことだから、ひっくり返ることはないのだろうが・・・。
②みんなの党は、一番楽な東京選挙区が取れない可能性が出てきた。埼玉も愛知も大阪も取れない。10近いという目標は難しいのだろう。
③自民党の比例区が、片山さつき、佐藤ゆかり、山谷えり子といった小泉政権時代に華々しいおばさま方が早々と当確。いったいどんな基盤にのっかったのだろうか。
④2人区の民主の複数擁立は特段効果を奏さなかったが、しかし自民党が複数擁立すれば
⑤うちの労組の定期大会・中央委員会のヤジ将軍が出馬、国会でも厳しい論戦を展開してくれると期待していたが、今し方、届かなかったという結果。残念。
⑥連合系選挙区候補の多くが苦戦。選挙のやり方を考えなくてはならないのかも知れないし、一方で、民主党におつきあいしてさめざめするところもあるのかも知れない。
●みんなの党、インフレターゲット。日銀が成長率、インフレ率を示せば景気が良くなるなら、こんなに楽な話はない。言霊崇拝、神道の国だからか。この党の政策は安きに流れる道ばかりだ。
●みんなの党がいまいち伸び悩み、みんなの党と連携するメリットはなくなりつつある。
●実家の家出たところの商店に片山さつきのポスターが貼ってあった。何とも言えない気持ち悪さ。
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