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2010.05.09

5/9 高速道路1000円を使い倒し、税金を食べ続ける有権者

住んでいる自治体の怠慢と保育予算の不足で、保育料に6桁ものお金を払わなければならないのに、高速道路が1000円乗り放題というふざけた政策が続いて、これを是正しようとすれば、割烹着きた変なおばさん集団がデモしたり、わけのわからない話になってくるのだが、私的サービスに近い道路利用料などは、やはり応益負担とすべきじゃないかと思う。

以前、これとは別の話で私のブログを紹介していただいた方の文章が好きで、愛読している

音次郎の夏炉冬扇・車中泊を禁止せよ

でゴールデンウィークに自動車で里帰りしたときに見た不可思議な光景が報告されている。
深夜の渋滞、高速道路のパーキングエリアがどこも満車なのに、パーキングエリアのトイレにも、売店にも、自販機コーナーにも人がいないというのだ。なぜなら、パーキングエリアでみんな車中泊をしているという。いい歳してそこそこ収入のあるはずの高齢世代の夫婦が、予約が面倒だからという理由でホテル代も落としていないということらしい。

税金使って高速道路料金を負担までして景気回復を図ろうと政府はしているわけだが、使われているのは環境破壊するガソリンだけで、ホテルや旅館にも、何もお金がほとんど落ちていないということ。若干、昼間のパーキングエリアの売店が繁盛しているらしい。これは道路公団に縁深い人たちが経営しているんじゃなかったっけ。

「高速道路無料化という公約はどうした!(高速道路料金をめぐる民主党の記事に対するありがちなブログやmixiの評論記事のタイトル)」などと言うような有権者に税金を食い逃げされて、便乗で道路公団ファミリーがレジャー期に肥え太り、肝心の景気に何もお金が回っていないということになる。

レジャーに税金を使うなと改めて思う。

●高速道路は高速に走れるから高速道路なんであって、そういう機能を維持できないようにしてしまっている現状に何の問題意識もないことは大きな社会的損失である。

●「ケインズ説得論集」を読む。訳が読みやすい。ケインズは論文ばかりが訳されていて、難しい文体が多く、それらは読みにくい。そうしたことが80年代以降、フリードマンに人気の水を開けた理由の一つではないかと思っている。今回訳された「説得論集」は一般人向けに書いた文章中心で、ケインズが言いたいことが端的に理解できる。難しい理屈なしに、ケインズ経済学の言いたいこと、何とかしたかったことがわすりやすく把握できる。

ただしこの本の訳者は、そのあとがきのところで書いておられるが、インフレターゲット政策に対しての疑義は持っていないようで、1997年以降の日本の金融政策が、リーマンブラザーズ破綻以降の世界経済の中で評価されていると書いていて、残念に思う。やらなかったよりましだが、大した効果ではなかったというのが、この雇用情勢ではないかと思う。
生産活動は金融をちょこちょこいじることではなくて、具体的に雇用がどれだけ増えて、人の力で物やサービスが形成されたかということが問われるのではないか。

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