5/29 首相もあわせて辞めよ
首相の軽率な発言を原因に、普天間基地の整理問題でこじれにこじれ、とうとう福島瑞穂氏が閣僚を罷免されることとなった。
罷免して共同宣言をして、鳩山氏が辞任、新首相で連立維持し組閣を行う、というのが、最も民主党にとって最も次の可能性ができる選択肢だと思う。
●この罷免と、社民党の連立離脱の問題を整理するために最も有効な対策は、鳩山首相が辞任することである。新しい党首で新しい内閣を組閣すれば、社民党の態度は再び問われ、連立離脱はありえないこととなり、民主党側は新たな仕切り直しが可能。
●某実力者から、次をめぐってさまざまな構想が出てきている、という情報をいただく。
民主党、支持離れ懸念…福島消費者相罷免で
沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題をめぐり、鳩山首相が28日、社民党党首の福島消費者相を罷免したことについて、民主党には懸念が広がっている。
参院選の選挙戦略の練り直しが迫られるほか、混乱を招いた首相の支持がさらに低下する可能性があるからだ。連立重視の小沢幹事長と首相の距離が広がるのではないか、との見方も出ている。
「しげちゃん、誠に申し訳ない。だけど、今までのよしみもあるし、選挙はお願いします」
小沢氏は28日夜、社民党の重野幹事長に電話でこう述べ、福島氏が罷免となった事態をわびるとともに、参院選での選挙協力は続けたいとの意向を示した。
小沢氏は今回の騒動について、周辺に「閣僚人事は政府の話だ」と話すなど、無関心を装ってきた。しかし、28日には国会内の幹事長室で輿石東参院議員会長と会談、関係者と電話で社民党の情勢について協議するなど、水面下で調整に動いた。表だって動き、「内閣に小沢氏が手を突っ込んだ」との批判を浴びるのを回避したかったようだ。
党内では、「辺野古回帰」や罷免という決着に、小沢氏はいらだちを募らせている、という見方が出ている。小沢氏周辺は「『県外移設』は3党連立の時に約束したようなものだし、首相も沖縄で『県外』と言った。そもそも5月末という期限を設ける必要もなく、首相の独り相撲で党が信頼を失った」と首相を批判する。
小沢氏周辺に限らず、党内では首相の対応に不満の声がくすぶっている。
民主党幹部は、社民党の連立離脱を回避するよう首相に求めてきた。社民党の連立離脱は政権基盤を不安定にするうえ、参院選での社民党との選挙協力が不透明になるからだ。25日には山岡賢次国会対策委員長、26日には輿石氏がそれぞれ首相官邸を訪ね、首相に社民党との連立の重要性を説いたが、結局、首相は受け入れなかった。
党副幹事長の一人は28日、「福島氏の主張には一理ある。ついこの間まで首相がこだわっていたことを言って罷免されるのだから、首相の方が分が悪い」と語った。平田健二参院国会対策委員長も28日の記者会見で、「辺野古回帰」について、「首相が説明をする必要がある」と首相の説明責任の必要性を強調した。
(2010年5月28日23時37分 読売新聞)
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