3/5 従業員に全体の奉仕者を求めるなら、市長が一番求められる立場にあるはずだ
市長が気が向かないからと出勤拒否するのは、好ましからざる事態だけども、諸外国の権力者がいかに雲隠れしたり、長期休暇を取っているかということを知ると、驚くに値しない。
しかし、諸外国並みに従業員に権利も認めず、民主的労使関係も否定し、戦前の官吏に求めたことと同じように、全体の奉仕者論(日本共産党が大好きだけどもね)を前面に出して、部下をクビにしたり、賃金をカットしたり、余っている庁舎から貸している組合事務所に出ていけなどと、およそ常識を越えたことをしておきながら、自分はテレビカメラが好きの嫌いののレベルで議会を空転させている阿久根の竹原市長を罰する法律はないものだろうか。
全体の奉仕者というのは、まずもって市長や幹部職員にあてはまることではないか。一般職員は、所詮自治体というところにいる労働者に過ぎず、特定の市議やその支持者に便宜を図ったり、賄賂で仕事をしたりしなければ、十分のはずだ。
こういうことがあると、議員内閣制みたいな地方自治の制度が必要だと改めて思う。竹原みたいなことをすれば、失脚し、他の議員が市長になるからだ。
●このバカ市長、常々社長に楯突く職員はクビが民間の常識、などとのたまわっているが、普通の会社ならこんなバカ社長は解任されているはず。
阿久根市長、議会残り10分に登場「ちゃんとやろうよ」2010年3月5日22時57分朝日
傍聴席に報道陣がいるとの理由で2日連続で市議会をボイコットした鹿児島県阿久根市の竹原信一市長は5日夕になって議場に姿を現した。しかし、本会議は開かれず、この日予定された新年度予算案の総括質疑は10日に延期された。竹原市長は「ちゃんとやろうよ」と、開き直るような発言を議場で繰り返した。
事態が動いたのは午後3時すぎ。総務課長が議長に「市長が本会議に出席する」と伝達。自然流会まで残り10分となった午後3時50分ごろ、竹原市長が議場に現れた。
同じころ、議会側は別室で全員協議会を開催。「市長の身勝手だ」「予定の7人が質問する時間はない」として日程の延期を決めた。
議場に戻り、荷物を持って帰ろうとする反市長派議員に対し、竹原市長が挑発するように言った。「まだ時間があるよ。ちゃんとやろうよ」
「バカにするな」。議員からは怒りの声が飛んだ。「なぜ朝から来なかったんだ」「2日も待たせておいて」。氏名が書かれた議席の札をたたきつけるように倒して帰る議員もいた。
議場は竹原市長や執行部、市長派議員4人が残る形に。「市長は出てきたけど今度は議会が拒否。面白いな」。ある議員が大声で笑った。竹原市長は4人とのやりとりで「要求文書はちゃんと出した。それに議会が応じてくれれば良かっただけで、おかしな話だ。議会(の進行)よりも5社(のマスコミ)の方が重いということだ」と発言。「まだ時間はある。(本会議を)やれる。議会が要求を受けなかった」と話しながら市長室に戻った。
朝日新聞などは、総務課職員を通じて竹原市長に真意を尋ねる質問項目を出してコメントを求めたが、竹原市長からの回答はなかった。
記者会見した浜之上議長は、竹原市長が突然、議場に戻ったことには「議会の意向を受け入れてくれたのではないか」と語った。
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