« 3/25 ごりごりの保守派首長がなぜカジノをやりたがる | トップページ | 3/26 生活を壊すために笑顔で近づく環境運動家 »

2010.03.26

3/26 JR東日本のホームページから謝罪が消える

一昨日の、埼京線の乗客閉じこめ事件で、JR東日本のホームページからすでに謝罪文が消えている。

大災害、大事故でもないのに、人を3時間も無為に拘束するということが問題だという認識はないらしい。一方で、死亡者が多数出た羽越線事故はともかく、信濃川の違法取水については、いつまでも謝罪文をホームページ上のトップに近いところに掲載している。

被害者がゴネて政治問題化したり、跳ね返りでJR東日本に被害があれば大きくいつまでも謝罪し、一期一会みたいな被害者には何の手当もしないというのは問題ではないだろうか。

JR東日本よりはるかに小さい、工事ミスした業者には多大な損害賠償が請求され社会的非難を浴びるが、今回の事故でJR東日本は振り替え輸送の経費と夜間の職員の緊急動員ぐらいしか痛い思いをしていない。
工事ミスは改善されるだろうが、また似たようなトラブルが起きたときに、乗客を何時間も閉じこめておくという対応は治らないのではないかと感じるところだ。

●トラブルの原因追及も大事だが、現に被害が進行している顧客が受けている被害が拡大しないように対応するのがサービス業として本当は重要。新自由主義社会に移行して、トラブルに対する損害を金銭に換算したり、細かいトラブルまで責任追及を厳格にやるようになって、被害の手当より、責任追及ばかりに血眼になる社会になっているように思う。独占企業だから許されているように思う。

●日本の鉄道システムを輸出する電機業界の動きをマスコミに報じることが多くなったが、詰め込み思想で何から何まで作られて、快適性のないあの乗り物を、海外の人が買おうと思うものだろうか。事故の少なさや信号保安設備などは評価が高いのだろうが、走行性能は時代遅れだし、車内設備は快適度外視で大量に運ぶ思想しかない。地方都市でも日本の標準的な電車はミスマッチを起こしているように思う。日本の大都市の独特な社会環境にあわせて育っているし、それに合わせたシステムになっている。海外のことは良く知らないで言っているのかも知れないが、もっと何かしないと外国で売れるとは思えない。

●週刊朝日「民主党の小さすぎるケツの穴」という記事を読んで、民主党が、トラブル発生時に、責任追及ばかりあけくれる行動パターンは同じだと感じる。合理的な説明を求めるというスタイルをとって、実は相手を追いつめるための政略に過ぎず、人や社会を幸せにするビジョンが全くないという態度。民主党の不祥事のあげつらいばかりやっている自民党、ニューパブリックの推進のために公務員・官僚叩きに躍起になっているみんなの党も同じ。

|

« 3/25 ごりごりの保守派首長がなぜカジノをやりたがる | トップページ | 3/26 生活を壊すために笑顔で近づく環境運動家 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 3/25 ごりごりの保守派首長がなぜカジノをやりたがる | トップページ | 3/26 生活を壊すために笑顔で近づく環境運動家 »