3/23 原因追及より乗客を監禁した犯罪性を問いたい
昨日の埼京線の閉じこめ事故について、マスコミは原因報道に明け暮れている。
原因もさることながら、こうした事故は必ず起きるのだから、乗客に長時間にわたって不愉快な思いをさせたり、健康被害を与えていないかを考えた対応を鉄道会社がとっているかが問われるべきで、マスコミはそこを報道すべきだろう。
おそらくJR東日本が原因情報を垂れ流しているから、それに飛びついているのだろう。本当は、あんな状態で乗客を3時間も閉じこめたJRは、記者会見をし謝罪すべきだと思う。マスコミは乗客を監禁同然にしたJRの人権侵害を追及し、次の事故にはもっとましな対応をさせるように報道すべきではないか。
また原因追及報道は、結果として、JR東日本が子会社または出入りの業者に賠償請求させたり、間違った工事をした担当職員から仕事を奪ったりすることを正当化するだけに終わるのだろう。事故で乗客に迷惑をかけて、謝った事後処理をやって、それでさらにますます鉄道会社の立場を強くする結果になる。
何だか皮肉な話である。
●JRの謝罪文。3時間も暗闇で閉じこめられた人は納得するかね。
●鉄道会社は子会社から迷惑被害の賠償をさせたり、保険金を受け取ったりしておきながら、利用者には一銭も損害賠償をしていない。だからこんなとんちんかんな対応をして平気なのだ。閉じこめられて奪われた時間を賠償させるルールを確立したら、鉄道会社は乗客を人質に取るような事故対応をしないだろう。
●鉄道会社は日常的に乗客虐待を繰り返しているから、狭いところに人を閉じこめて人権侵害という意識がないのだろう。
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