2/9 「仕分け人、妻に比べりゃまだ甘い」考
「仕分け人、妻に比べりゃまだ甘い」今年のサラリーマン川柳で賞を取った作品。
言葉自体は面白いが、政府の事業仕分けが妻の小遣い査定と同じ論理でやられてはいかんものだということもあると思う。
また、ここでいう「妻」というのも、夫の収入をすべて召し上げ、そこからお小遣いを支給する、男女の役割分担そのもの(ここに関しては性的役割分業に批判しないフェミニストが多くてうんざりする)。そういう性的役割分担モデルを、人権や平等や自由を尊重すべき公的支出になぞらえることは不適切ではないか。
もちろん支出の査定はきちんとやらなくてはならないが、稼いでいるはずの人間の賃金を他人がすべて召し上げ、昼食の外食を食うや食わずの水準のお小遣いしか出さないような査定が、まともだと思えない。
政府支出はよく家計に例えられて、支出を切りつめる話ばかり美徳とされるが、それで泣くのは社会的弱者。社会的弱者を虐待してまで、今の収入に甘んじてはいけない。家族の能力開発や生活水準まで落として切りつめるなら、妻も稼ぎに出るべきではないか。支出を切りつめるのも大事だが、収入を増やすことも考えるべきだろう。
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コメント
フェミニストに限らず、自ら既得権を問題化することなどあり得ません。
投稿: o-tsuka | 2010.02.11 09:38