2/3 毎日の有楽町線の現実と、NHKプロフェッショナルの紹介するスジ屋の活躍の落差
昨日、NHKのプロフェッショナルで、東京メトロのダイヤ描きの職人ぶりを紹介していた。
15秒、30秒の日常的な遅れを気にし、ダイヤに手を入れていく。
こういう立派な職員がいるのか、と思う一方、毎日乗っている有楽町線は何だ。一昨年の6月から混乱状態にある有楽町線こそ、こういう立派な職員をあててもらいたい。本当、現実とテレビに落差がありすぎる。
この混乱状態になってから、もう1年半。冬柴前国交省に注意までされているのに、何も手を打っていない。
有楽町線はテレビで紹介されているような15秒どころか、2~3分の遅延は当たり前、月に2~3度はある機械や信号、車両の故障があり、乗り入れ打ち切りや、問題のない区間の運休も日常茶飯事である。
毎日、遅れては遅れた分の乗客が溢れ混雑が累加し、乗り換えられるはずの電車は乗り換えられず、目的地に行く電車もなかなか来ない。
遅れているのにドア閉めは機敏でなく、無意味な時間調整の停車ばかり入れる。
そうしている間の駅員の品のない怒鳴り声も嫌になってくる。今どき、旧国鉄でも東武でもこんなに客に下品な声色を投げかけない。あの声で、突発的に時間調整を宣言されると、カリカリしてくるものだ。
今日、帰宅時は、線路がどうかしたとかで20分遅れ。だったら遅れを取り戻すよう、ふだんは5分間隔で運転しているものを3分とか、4分間隔にしてやればいいものを、5分間隔のままで運転し、いつまでも遅れは治らず、遅れたときの溜まった遅れた客でひどい混雑だった。
●有楽町線の夕方の日常的な遅延は、東京メトロの減量経営による間引きダイヤ、それにともなう混雑が原因。
あと、安全のために人や物を付けずに、内規で確認作業の手間ばかり増やして、懲罰と精神力だけで安全を維持しているから発車時間がどんどん遅れる。
●日航より、月給取りに実害のある東京メトロを何とかすべきじゃないか。サラリーマンの健康を害している。テレビコマーシャルや新聞広告をさんざん打って、マスコミに批判封じをしているのも許し難い。NHKもそれか。
この国営企業に対する前原、辻元、馬淵の無策を許していいのか。サラリーマンは国交省の天下り社長の会社にうんざりしている。鉄道オタク政治家は鉄道会社に甘いのか。
●今の有楽町線・副都心線のダイヤの問題は、まだ乗り入れてもない東急東横線のダイヤに合わせていることにあるらしい。副都心線の渋谷駅の発着時刻と、東横線の渋谷駅の発着ダイヤを重ねると、特急以外はぴたりと合うらしい。ところが東武も西武も東横線のダイヤとつくりが違い過ぎるから、合わない。副都心線と有楽町線のダイヤのパターンも合わないから、これも混乱要因。その分、小竹向原で長時間停車があったり、小竹向原駅や和光市駅の周辺で電車の渋滞が発生する。
現実に直通している相手より、まだ乗り入れてもいない東急のニーズに応えようとすることも腹立たしい。副都心線の混乱要因であり、ダイヤが乱れたときの修正を難しくしている8両編成の電車の存在も、駅の延伸工事費を節約したい東急の都合によるものだ。
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