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2010.02.24

2/24 私たちだけは特別だ

マイクロファイナンスの普及活動をしているNPOの活動家のtwitterより。

「MF金利のcapはMFIが小額ローンの融資を避けることにつながり、その意図に反してより貧困な人から金融へのアクセスを奪うというのはよく言われるが私も廃止に賛成。金利は、MF機関同士の健全な競争によって下げられるべき。コストをカバーできないような金利は本末転倒なわけだし。 」

twitterって、本音が出てしまうものですね。

この論理、サラ金業界と同じじゃないかと思うのです。サラ金に対する上限金利規制をしようとしたときに、金融業関係者や一部の新自由主義者は口を揃えて、貧困者に貸す金融機関がなくなる、と合唱していました。そんなことを思い出すとともに、サラ金や街金が「マイクロファイナンス」を名乗って上限金利超えの融資を始めたらどうなるのか、と考えてしまいます。

健全な競争で消費者に最適なサービスが適用される、という幻想も、今やほんとうにそうなんですか、と反問すべき時代に入っています。

「マイクロファイナンス」と言えば悪はありえないとするギョーカイ思考をしているように思います。
NPOなんかへの語り方にも通じるものがあります。暴力団が隠れ蓑のNPOを設立したことを思い出すべきで、こうしたものは道具に過ぎず、大切なことは何を大切な価値とするのか、ということではないかと思うのです。

マイクロファイナンスの健全な育成や、トラブルの発生による余計な官僚統制をもたらさないためには、上限金利規制ぐらいは守っておいた方がいいんじゃないかと思います。

こうしたモラルハザードになるような思考回路はやめるべきでしょう。

●しつこいですが、同様の問題は、NPOで働いている人に労働基本権はなくせ、とか、労働者協働組合に労働基準法は適用されないべきだ、などと言う市民活動を育成する人たち(元東京地検特捜部検事など)も同じです。崇高な理念を掲げて奮闘しているNPOが多いことは認めますし、その自発性や非営利性は株式会社資本主義の猛威から保護されるべきですが、理念のもとで生活と引き替えに現実にサービスを提供しているNPO従事者は、労働者として保護されるべきです。労働基準法を適用しないなどとすれば、悪徳経営者は株式会社を廃業して、何らかの公益性を主張してNPOを設立し、そこで金儲けを始めるでしょう。

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コメント

ごぶさたです。ブログ拝見いたしております。

上記●以下、私も本当にそう思います。

いま、女性の関連団体・個人が集まったNPO法人で争議が起きています。どちらも言い分があるわけで、今後どうなるか注目しています。
「NPOだから、そこで働いている人は薄給でいい」とか「首を切ってもいい」とか「NPOは無償ボランティアなのだ」といった考えは間違っています。

そうでなければ、おっしゃるように悪徳会社の隠れみのになるだけですし、NPOを立ち上げる人もいなくなるでしょう。第三者機関によるNPO法人の監査機関が必要だと思います。

投稿: 五十嵐美那子 | 2010.02.25 14:35

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