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2010.01.24

1/23 ジョンレノンミュージアムって本当に必要なの?

さいたま新都心にあるジョンレノンミュージアムの閉館が取りざたされている中、署名活動が行われている。

私は、ジョンレノンもビートルズも好きだが、あのジョンレノンミュージアムはいらないと思う。この選挙区の衆議院議員が事業仕分けに奮迅し拍手喝采を送ったのではないか。鼻血が出るほど無駄づかいをなくすという政権を支持した有権者が、保育や介護で公共サービスを待ちに待っている有権者を尻目に、趣味としか思えない記念館に公金を使うことに署名活動までしているとは、何か矛盾したものを感じざるを得ない。

本当に必要なら署名ではなく、募金でもしたらどうかと思う。まちのにぎわいを支えていたというような書き方をしているが、にぎわいがあるなら、存続問題が起きていないだろう。そもそもさいたま新都心のような殺風景な人造空間ににぎわいなど起こりうるものかと思う。

ここには一度行ったが、展示物はおのようこの提供したものが中心で、2フロアのうち1フロアは、おのようこがいかにジョンレノンに愛されたか、ベッドシーンまである、おのろけ展示だと感じた。ジョンレノンの功績を展示しているというより、おのようこミュージアムといった様相を示していた。

世界中でここしかない、などと市民は言っているらしいが、どうして世界のスーパースターであったにもかかわらず、本国であるイギリスにジョンレノンの記念館ができないのか、という疑問もわきおこる。

東京新聞は、県や市がお金を出すのが当たり前、みたいな論調で記事を書いているが、間違っていると思う。
こうした施設を維持する税金はビートルズが好きも嫌いもいる市民の共有財産である。ビートルズが生まれも育ちも訪問もしていないさいたま市がこうした施設を維持するには、相当な合理性が必要だと思う。

●都内に比べると格落ちの公共サービスしかないこの県で、芸能人の記念碑、記念館に公金を使いたがるこの風土は何とかならないものだろうか。朝霞市も、現市長のもと、ファンクラブの篤志で建設されるはずの芸能人の記念碑に公金を使って、マスコミで批判されたこともある。

●管理能力のない自治体に高価な盆栽を買わせて、枯らせてしまった自治体もあった。税金は盆栽を買うためのものなのだろうか。

『世界に一つしかない』 レノン博物館存続を求め、市民有志ら署名活動2010年1月23日東京

 さいたま新都心にあるジョン・レノン・ミュージアム(さいたま市中央区)が閉館を検討している問題で、市民らによる「存続を求める市民の会」が二十二日、同館前で初の署名活動を行った。会員らは「世界に一つしかない施設。存続のために協力を」と道行く人々に呼び掛けた。 (水越直哉)

 同会は、「四十年来のビートルズファン」という同市見沼区の自営業新野(にいの)雄彦(ゆうひこ)会長(49)らが集い、十五日に発足。新野会長は「開館から十年たって市とミュージアムが一体化し始めた。存続すれば、新都心のにぎわいにつながる」と訴えた。

 この日は午後四時から、会員ら約十五人が署名を呼び掛け、チラシを配布。中にはインターネットで活動を知り、会社を休んで千葉県から参加する人も。約一時間に約三百五十人の署名が集まった。横浜市の自営業山口実さん(32)は「中学からのファンで、三回行った。なくなると、二度とできない」と快く署名していた。

 新野会長は「あっという間に署名が集まり心強い。市民からも意見を募り、ミュージアム側に提案できれば」と話す。同館の運営会社の親会社「大成建設」(東京都新宿区)は十月閉館を検討しているとされる。同会は一万人を目標に署名を集め、市や同館が入居する「さいたまスーパーアリーナ」を保有する県などに存続を要望する。同会は、ブログやファクス=048(749)6200=で会員を募集している。

<解説>行政、及び腰でいいのか
 「市などが旗振り役になるかと思ってた。誰も動かなかったからやることにした」。市民の会の新野会長は、立ち上げ理由の一つをこう語った。

 上田清司知事と清水勇人さいたま市長は二十二日、「存続していただきたい」との見解を本紙の取材に文書で回答。しかし同会の存続要望を受けた対応について上田知事は「状況をよく聞いた上で、対応について協議したい」。清水市長に至っては「考えておりません」とまで明言した。

 既に新都心では、県や市が計画する複合ビル建設が、不況を受けた事業者の要望で、白紙の危機に立たされている。さらに同館が閉館すれば、県都の“顔”のにぎわいに大きな影を落とす。

 同会のある会員は「(大成建設の)正式決定は、本年度中がタイムリミットでは」と予想する。同館の存続には展示品のライセンス契約更新などに難しい課題があるとされる。だからこそ、市などが積極的に問題に取り組み、閉館に至った場合の代替案も含め、街づくり全般を踏まえた真剣な議論をすべきだ。 

  (水越直哉)

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コメント

存続を求める会です。誤解があるようですので、一言申し上げます。

ミュージアムは、大成建設の子会社、大成ミュージアムが運営している完全に民間の施設です。

当会は、大成建設に存続のお願いをし、市や県には、重要な観光資源として、さらに活用していただくように要望をするものです。

税金を、存続のためにつぎ込めなどという主張は一切しておりませんので、是非、訂正をお願いいたします。

また、事業仕訳の国会議員とは、枝野幸男議員のことをさしていることと思われますが、当会の活動と枝野議員は、一切関係がありません。ご本人の名誉にもかかわることですので、本文での訂正をいただくようにお願いをいたします。

投稿: 高野秀樹 | 2010.01.25 17:02

高野さま

情報不足ですみません。
署名は大成建設に宛てたものだったのですね。
http://ameblo.jp/cace-jlm/
※うーんしかし、この署名用紙もリーフレットもどこに宛てて運動するものか説明が十分ではありません。

新聞記事が、県や市が何もしないのか、という論調ですので、新聞のスタンスは当然、何らかのかたちでの税金を使えということに理解してしまいました。

存続運動そのものはそういうことではない、と捉えます。
重要な観光資源として県や市に使え、という意味が私にはよくわかりませんが、少なくとも直接的な税の投入はないと考えてよいのですね。
そのあたり、誤解のもと書いたことは申しわけありませんでした。

しかし、東京新聞の記事に誤解の要素が大きいのではないかと思います。

投稿: 管理人 | 2010.01.25 22:47

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