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2009.12.22

12/22 小泉政権下で遅延電車が1.5倍

200912226063461n読売新聞の記事から「鉄道遅れ4万本、半数超が自殺原因・・・首都圏」。

少しの遅延でイライラするな、という言説があるが、やはり最近の電車はよく遅れる。全体数で2002年に比べて1.5倍になっている。

そのうち、飛び込み自殺は倍増。本当に何とかした方がいいが、小泉純一郎が首相になってから自殺者の急増しているこの国の仕組みに問題がありそう。それと同時に、安易に公共交通を使った自殺をするものではないと、公共交通を復権させることが重要だと思う。鉄道自殺は酷いし、片づけをする鉄道員、現場検証する警察官、遅延の損害請求をする鉄道会社の人と、損害賠償をする遺族、そして当然のことながらその鉄道を利用している人たち、それらのみんなにかける迷惑が半端ではなく、中には精神疾患を患う人も出てくるので、自殺そのものをやめてほしいが、自殺するにしても他の方法にすべきだろう。

また、グラフから読みとれるのは、自殺の倍増とともに、鉄道施設(信号などの障害)を原因にしたものも急増している。ダイヤ改正のたびに頻発する信号故障を体験したり、信号故障のダイヤ復旧がなかなか進まないことなど見ていると、ダイヤ入力からポイントから信号まで連動する今の信号システムよりも、かつてのアナログ式のシステムの方が遅延や事故は少ないのではないかと思うところがある。東京メトロの信号システムなど、昭和初期に入れた機械式のものの方が事故ゼロで、遅延もなかった。

鉄道遅れ4万本、半数超が自殺原因…首都圏

 首都圏の鉄道の運休や遅れの本数が昨年度、4万600本に達し、その半数以上が自殺に起因することが、国土交通省の調査で明らかになった。

 同省は21日、JR東日本や東京メトロなど首都圏の主要12社を集め、自殺防止に有効とされる「青色照明」の検証などを呼びかけた。

 調査は、東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県で、列車の運休や30分以上の遅れにつながった輸送障害のデータを原因別にまとめた。

 全国の輸送障害は2008年度、07年度から1000本ほど減ったものの、首都圏だけで見ると4400本も増加。首都圏での原因トップは「自殺」で、07年度から2900本増えて2万1100本に上った。自殺に次いで多かった「信号設備などの故障」によるものは7200本だった。

 トラブルそのものの件数は、05年度をピークに徐々に減っており、08年度は前年度より20件少ない679件だった。ただ、自殺の場合、08年度は前年度より19件多い307件となるなど、ほかの原因によるトラブル件数が減る中で唯一増え続けている。

 私鉄関係者は「自殺の場合、発生後の対応に時間がかかり、影響本数が多くなってしまう傾向がある」と話している。

(2009年12月22日04時52分 読売新聞)

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