11/24 バスのなけなしの補助金を切る前に高速道路無料化をやめるべきだ
国の事業仕分け、バスの補助金をカットするという結果。路線維持は継続するが、車両の買い換えは認めないということのようだ。
継続することと打ちきることの内容についていま一度検証しようと思うが、しかし、高速道路無料化のような滅茶苦茶なばらまき政策を事業仕分けにもかけずに、なけなしのバスの補助金を標的にすることもなかろうと思う。
ほとんどの国会議員やそのとりまき、有識者なんてマイカーかタクシーしか乗らないから、バスが切られる、バスが運営できない、なんてことは想像できないのだろう。
クルマを運転できない、タクシー代を払えないような人にとって、外出する権利そのものを奪うことになるかも知れない、という洞察力がなさすぎる。
●故岡並木さんは嘆くんだろうなぁ。
●エコポイントの継続なんかも納得いかないよ。あれ自民党政権が選挙対策で始めたって、民主党がさんざん罵倒していたものでしょう。
●新内閣がデフレを煽る政策をしまくっているときに、デフレ宣言をして対策が必要なことを打ち上げた菅直人氏の勇気を評価したい。と思うんだけども、タイミングも悪ければ、具体的なビジョンも無く、経済を冷え込ませる考え方を持っている連中とも喧嘩しないので、あんまり評価が良くないね。国家戦略会議って何やるところなんですか、なんて揶揄されるような状況。
官房長官から行政刷新会議から財務省から、政権で大きな顔しているところが自覚無きデフレ促進シフトで、国家戦略会議が、何か外されているような感じがしないでもない。
かつて菅氏と当時の周辺(今の前原派)が、横路孝弘氏のことを叩きまくって、時代が終わったから始まり、愚図だの利権だらけの旧社会党だの言っていてことがそのまま跳ね返ってきて、10年ぐらい前の横路さんのようにされているみたい。人を呪わば穴二つ。続いて、前原派も穴3つ。岡田や鳩山のような金持ちか、前原のようなパトロン持ちか、小沢のような強欲でないと、権力闘争に勝ち残れないのか。
景気に話を戻すと、2億円の現金持ちの福島瑞穂はデフレの怖さなんかわからなくて、何にも言わないことが不満。気炎を吐いているのは亀井静香だけ。でも上滑り。
●当面、小泉時代のような自助努力の国になるのだから、お金を使わずせっせと貯金することが得策。それで消費性向が下がり経済が冷え込んだら、なおさら現金を保有していることの価値が出てくる。たんす預金が何より。物を持つことより、現金を保有することが有利。
●中央政府に交渉(陳情)を申し入れると、「民主党に確認取ったか」と聞かれるらしい。連立与党は民主党だけではないだろうに。
かつて共産党推薦知事が7期28年も君臨した京都府では、府の補助や事業の恩恵にあずかろうと陳情に行くと、共産党系の団体を指名して、そこに確認取ったか聞かれるというルポルタージュを読んだことがある。それを思い出してしまった。
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