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2009.11.20

11/20 無駄探しの青い鳥は、自民党構造改革派と同じ

新しい政治をやろうとしたら増税は避けられない、と3~4年前に書いたが、やはり予想は的中しつつあり、無駄ゼロ、事業仕分け、歳出削減で、結局は自民党政権と同じような陳腐な改革しかできない政権になりつつある。
無駄さがしの青い鳥、しかしそれは本のすきま、タンスの奥に仕舞われている数枚のお札を探している作業で、我が家は今、何百万もかかるガン治療をしなければならない状態。ガンの治療費を稼いでこなくてはならない。

農業所得補償は値切り、子ども手当は見通し立たないまま扶養手当のカットが先行し、一方で配偶者控除はカットされずにいる。

保護される話といえば、実績のある輸出産業を伸ばすしかないとばかりに、エコポイントや高速道路無料化が温存されている。で、中国やインドと同じレベルでの競争を強いられている。そして輸出産業は税の優遇やら雇用の流動化など、自分たちの儲かる仕組みばっかり求めて、社会が歪む。

そうした政策になってしまう背景は、まさに価値観で、その価値観は、自民党の古いものと大差ない。コンクリートから人へと言ったところで、内実など何もない。

国民に嫌われる増税をしてでもやりたい政策なんか何一つない、ということなのかも知れない。

●どういうわけか日本人は、不景気でどうしようもないときほど、小さな政府を希求する政権を熱烈に支持し、不況をさらに悪化させる悪癖があるようだ。最初は1986年の中曽根圧勝。円高不況のさなかである。次は1989年おたかさんブーム。社会党は消費税廃止という小さな政府路線で圧勝。次は1993年の細川連立内閣。金融の壊滅が始まったこのときに今日的な改革が始まる。次は不況のどん底が見えてきた2001年の小泉ブーム。雇用がなくなった2005年の郵政解散。サブプライムローンの破綻での世界的不況の直後の2009年の政権交代。

●権丈善一先生のホームページを見るのが面白い。
彼の論点が私の言いたいことに近い。
大きな政府にするんだ、という覚悟がない限り、満足な医療、満足な介護、満足な保育など実現できないということ。その大きな政府で使われる税金は社会的弱者が費やしてしまうのではなく、それを支える人の雇用になり、そこから消費や内需が生まれるということ。医療、保育、介護、教育で力を得た国民は、自信をもって次の成長に寄与できるということ。
さらに私から付け加えれば、保育、介護については、ワーキングプアが支えている。消費性向が100%近く、少しでも雇用を創り、待遇改善をすればそれがそのまま社会に還元される。

●親しくしている高橋亮平さんが市川市長選挙に出ることになった。29日投票。
民主党が党利党略で候補者を擁立しようとしたりして、混乱状態にあるようで、権力集中が進む中央政党とは一線を画し、地域政党などの支援を受けている。
中央集権型の政党の推薦は無くてもよい。まじめにまちのことを考えている人が市長になってほしい。政治家になったときから、政治業界での出世話より、市川市で何をするかだけをきちんと考えてきた高橋さんには折り紙をつけて推薦したい。

行政刷新会議の指針で歳出削減、全閣僚に指示
 鳩山首相は20日午前の閣僚懇談会で、2010年度予算の概算要求を、行政刷新会議が19日に決めた9項目の指針に沿って改めて見直すよう全閣僚に指示した。


 目標とする3兆円の圧縮は事業仕分けだけでは達成できない可能性が高いため、仕分け対象外の類似事業にも仕分けと同様の考え方を適用し、削減の積み増しを図るのが狙いだ。

 首相は「方針に沿って、仕分けの対象とならなかった事業についても徹底した見直しに取り組んでいただきたい」と述べた。

(2009年11月20日11時11分 読売新聞)

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