9/15 民主党が親族の国会議員秘書採用を可能に
民主党が親族の公設秘書登用を禁止していたのを、親子以外は緩和するという。兄弟姉妹ならいいということになる。
そもそも辻元清美氏の秘書給与問題を端に発し、公設秘書給与を議員が没収することを排除するために設けた内規。事情が事情とはいえ、親族を秘書にすることは、議員による秘書給与の管理が問題になりにくくなる。したがって議員にすれば親族を秘書にして資金管理をした方が有利になり、秘書の待遇を底支えするルールが崩壊する。これは問題ではないかと思う。
今、不足しているのは資格を要する政策秘書。公設第1秘書、第2秘書に関しては、資格も不要で広くこの社会から人材を募集できる。昨日、自民党議員の秘書を失業した人がテレビで取り上げられていたが、この社会は相当な就職難。ハローワークにでも求人を出せば優秀な人材が集まる。
すべての秘書の親族登用を可能にするなど、やりすぎだろう。
また周囲を親族で固める事務所というのも、世襲制限などを訴えてきたこの党のあり方としてどうなのかと思う。
民主、公設秘書禁止基準を緩和 3親等から1親等以内に2009年9月15日19時4分朝日
民主党は15日の常任幹事会で、親族からの公設秘書採用を禁止する党の内規の基準について、「3親等以内」から「1親等以内」に緩和することを決めた。今後も配偶者と子ども、親の採用は禁じるが、兄弟や姉妹などは認める。総選挙の大勝で大量の新人議員が当選したことを受け、秘書の確保を容易にする狙いがありそうだ。民主党は04年の秘書制度改革で、親族からの公設秘書採用を禁止する内規を設けていた。
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