8/31 総選挙が終わる
選挙が終わる。私が応援してきた候補が圧勝して、少し驚く。その選挙区の今までのやり方を完全に変えたことの勝利だったのではないかと思う。
民主党300議席という数字が出た。いいのかなと思ったりもする。関東、東北、東海、近畿では圧勝。しかし、北陸、中国、四国では勝てない。九州も課題が多い、そんな結果だった。
●民主党は北陸、中国、四国で弱いということが改めて確認された。これらの地域の候補者が決して怠け者ではない。しかし今回のような風が吹いても勝てなかったという事実の前に、党としての選挙のあり方を考えなくてはならない課題があるように思う。青森、福井、鳥取、島根、山口、四国の太平洋側、熊本市と大分県の向こう側の九州で小選挙区で勝てないところが目立つ。太平洋ベルト地帯や新幹線の通っているところ以外でどのように勝利していくか、勝てないと判断するなら、そういうところにチャレンジする候補者をどのように処遇していくかが民主党の課題になるだろう。
今回、珍奇な選挙運動をやっている人が少なかったことが興味深い。党本部の指導が厳しいという話を聞いていて、足を動かすクセ、細かいことをきちんと積み上げていくクセ、そういうものが各陣営に根付いたのではないかと思う。
●社民党は、重野幹事長が大金星であった。小選挙区で3議席を取れたことは大きい。愛媛の岡平さん、熊本の中島さん、東京の保坂さんが足りなかったとはいえこれまでの社民党では考えられないような水準の得票をしたことから、拠点を決めて小選挙区で勝てる政党にしていくことが必要だろう。一方で比例区は惨敗。比例区でふみとどまるたたかいをやっている限りにおいては、じり貧傾向は脱出できない。
●国民新党の亀井幹事長が落選したのはほんとうに残念。民主党がもしどうしようもなくなってしまったときに、亀井さんのような冷静な人がものを言うことの意味は大きい。
●みんなの党については、これでいいんかい、という感じがしている。
●自民党は歴史的大敗をしてしまったことがどう影響するのか。身ぎれいになって、さっぱり新しい考えを入れられるようになるのか、今までどおり身内に顔を立てるようなことばかりやらなくてはならない政党であるのか、小泉構造改革をどう総括するのか、そんなことが問われるのではないか。
●夏の選挙はもうかなわんなぁ、と思う。
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