8/28 選挙予測を見比べる
新聞の選挙予測が出尽くす。民主300超など、私の実感からはありえないが、自民党は少なくとも勢いはなく、ネットウヨ程度の反論を試みている程度。情けない。民主党に落下傘候補が多いことから、落下傘候補の選挙区では、地元の人間でない人に代表になってもらっては困る、などと悪宣伝をしているが、今どき、そういう宣伝は新住民を敵にまわすということがわかっていない。
選挙の現場では、自民党を支援していたような団体が次から次に推薦状を持ってくる。もちろん並列推薦で、誰がどこに入れるか団体としては把握しきれないとして、良くて名簿を置いていく程度だが、業界団体が中立化することの意味は大きい。
●各党の予測。
社民党は、小選挙区が2(大阪10、沖縄2)+4(宮城6、東京8、香川3、熊本5、大分2)、予測どおりなら5ぐらいになるらしいそうで少し驚く。一方比例区はひどく不振で、北海道、北信、中国、四国ではゼロ、南関東でゼロになる危険性があり、これまで2議席を取れた東北、近畿、九州で1議席に留まる模様。中選挙区制の復活だとか完全比例代表にせよなどと主張してきた同党だが、必ずしもそういうことで復権できる問題ではないということを表す面白い現象である。選挙制度で甘やかしてもらっても、中選挙区制下の社会党がそうであったように、じり貧現象を起こすだけなのである。やはり、特定の地域や集団にナンバーワンになれる候補を作っていくことが、党勢復活の切り札である。都議選の結果を受けた共産党の変化と比べたときの福島氏の宣伝下手が問題だと、いろいろな人が指摘していることが克服課題だ。
共産党は京都1区の民主出馬で、小選挙区に芽はない。比例代表は日本共産党、選挙区は個人名というビラをさかんに配り、比例代表に集中した選挙運動をすることにしている。それが効を奏するか見物である。また社民党が選挙区で健闘すれば、共産党は社民党より議席数が少なくなる可能性もある。
国民新党は、選挙協力区を中心に、小選挙区で議席を獲得できるか、亀井久興vs竹下亘の闘いが見物である。
新党大地は、比例で2議席取れるか。
みんなの党は、小選挙区で渡辺が当確。江田が当落、浅尾は脱落。江田が小選挙区で落選すれば浅尾は政治生命の危機となる。
残りが民主と自民が分けあうことになるが、民主が勢いあるんだろ、ということでどのぐらいになるか正直わからない。しかし、大半の小選挙区候補者が開票日の8時~9時ぐらいに当確が出るのだと思う。
注目区は、北海道5、宮城6、茨城6、東京10、12、17、神奈川8、11、富山3、石川2、静岡8、京都5、和歌山3、香川3、愛媛2、高知1、高知3、島根2、福岡6、福岡7、熊本3、熊本5、大分3、鹿児島4。これらの選挙区で野党系が勝利すれば、自民党は歴史的な大敗となる。
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