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2009.08.20

8/20 何遍言えば・・・鳩山党首は辞任カードを安易に口にするな

また民主党の鳩山党首が、自分のクビを乱発している。

鳩山代表が「責任力」連呼 自民に応戦する「両刃の剣」

鳩山由紀夫氏は、すぐ●●できなければ責任を取る、とすぐいいたがる。クビを差し出さないと責任感が示せないのだろうか。
責任には程度がある。大きな説明をしなくても国民の多くが納得してしまう政策転換、説明責任をきちんとすれば済まされる政策転換、辞任や国民の審判を受けなければ認められない政策転換、それらを一緒くたに、自らの薄弱な責任感を背負うように公約を守られなければ辞任する、などと軽々しく発言する、価値がわからない鈍感さが許し難い。

軽々しく辞任することが、自分の周囲にいる人たちにとってどれだけ困ったことになるのか、考えたことがあるのだろうか。
さらには、軽々しく辞任カードを切るのは政治業界にとって重いことなのかも知れないが、一般市民からすれば、そんなことはもっと軽い意味しか持っていない。国民の多くは政治に大きく呆れかえっており、政治家が辞める辞める言うなら本当に辞めるかどうか試してみよう、という感覚しか持っていない。そこでは、民主党が公約実現できないことが政治の面白みになってしまう。公約実現できなくて、鳩山が辞める辞めないでゴタゴタすることを国民は楽しみにしてしまう。
政治家を辞めさせることを面白がる世論のもとでは、あいつは絶対に辞めないと思わせないと、絶対に安定感は出てこない。

少なくとも万年与党から政権を奪い、行政が何やってきたか本当の情報がこれから出てることになる。そこでは当然公約が実現できなくなることも多いだろう。そのときに、はい辞めマース、ではなくて、徹底した説明責任の履行と公約を修正するときの国民の納得性が高まる合意形成の手法をどうつくるか、ということだろう。

そこがわからないところが、鳩山党首の最大の欠点である。

鳩山代表が「責任力」連呼 自民に応戦する「両刃の剣」朝日新聞 2009年8月20日21時23分

 民主党の鳩山代表が遊説で総選挙の公約を実現できなければ「責任をとる」という発言を繰り返している。麻生首相が自民党の「責任力」を前面に打ち出したことに、応戦したものだ。だが、政権をとって公約の実行が滞れば、ただちに自らに跳ね返る両刃の剣になりそうだ。

 「マニフェストは単なる公約だとは思っていない。国民との契約だと思っている。できなければ責任をとる。当たり前だ。そのことをはっきりお誓い申し上げる」(18日、東京都千代田区)

 鳩山氏が連日の演説で繰り返すのは、こんな訴えだ。そのうえで「4年前、(小泉氏は)郵政民営化すれば経済がよくなる、社会保障も良くなる、地域社会も良くなる、外交も良くなると言った。4年たってだれも責任をとらない」とたたみかけている。

 麻生首相は演説で「どの党が政策を実行するだけの責任力、実行力があるか。みなさんに訴えたい」と主張。多額の財源を必要とする子ども手当などの民主党公約について無責任だとの批判を繰り返している。

 鳩山氏はそんな挑発にあえて乗った。19日の演説では、「4年間マニフェストがちっとも進まない時には鉄槌(てっつい)を加えて頂いて結構だ」と発言。次の総選挙で審判を仰ぐと強調したが、先月の公約発表会見では「(実現できない場合は)政治家としての責任をとる」と明言しており、「引責辞任」の覚悟があると受け止められた。

 公約をめぐる党首発言はしばしば、後の政権運営で再び問われることがある。07年参院選では当時の安倍首相が選挙期間中に年金記録問題について「最後の一人までチェックしてお支払いする」と発言。のちの福田政権で公約違反が問題化し、内閣支持率の大幅下落につながった。

 このため、鳩山氏以外の幹部は慎重な言いぶりだ。岡田克也幹事長は19日のテレビ番組で「(年金記録問題に)2年間集中的に取り組む」とした同党公約について「(2年間で)どこまでできるのかと言われると、我々もいま断言はできない」と語り、予防線を張っている。

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