7/26 新しい施設を作ることの弊害・面白い「官僚たちの夏」存在がビミョー
午前中、和光市長の選挙時の確認団体主催での報告会があり、和光市の政権交代がどのように進んでいるのか確認したくて傍聴にうかがう。
参加者の発言で面白かったのは、いままで漫然と支持者へ名刺がわりの議会報告しか作ってこなかった議員がせっせと理屈っぽく市長批判を書いたり、議会報告を出さなかったとんでもない議員まで議会報告を書いて配布するようになったり、自治体の政治を見比べることができるうよなったといういい副作用があるという。
政治勢力どうしの争いをみっともないと嫌がる風土があるが、やはり政治には競争が大事だ。
前市長の施策で、体育館の新設などで、旧来ある体育関係のいくつかの施設が閉鎖になる。しかしどういうわけか閉鎖は延期され続けて、今年度いっぱいで閉鎖になる。行政改革の論理で言えばそれは仕方のないことだが、どうも前市長は利用者にきちんと知らせたり、説明したり意見を聞いていなかったようで、最近知った利用者たちの閉鎖の撤回を求める意見が出ていた。
行政の論理では、新しい施設作ったんだから、で終わってしまうのだと思うが、講師の交通の利便性や費用などから、何も新しい施設作らなくても、古くていいから、いま作り上げた生活環境のまま安い施設であってほしい、というニーズがあったんだろうと思った。
朝霞市も基地跡地に公共施設を乱造する計画を持っているが、そのためにわざわざ使える施設を潰して移転させようとしている。施設は新しければ新しいほどいい、という後先考えない論理で整備を続けていると、そうしたニーズとのミスマッチが起きてくるのだと思う。
●民主党の夫婦別姓や離婚後300日以内に生まれた子の父について民法改正についての動きについて後退しつつあるという朝日新聞の報道があり、個々の議員の賛否について追跡している民法改正情報ネットワークを紹介した。
民法改正情報ネットワークに、民主党の現職だけではなく、個々の選挙区で全権に近い実権を握っている小選挙区全候補者に聞いたらどうか、と尋ねたが、事務量が追いつかないので、当面、現職の範囲にしている、とお返事をいただいた。
●身内が学生時代の後輩の創価学会員と会ったときに「ほんとう選挙大変で・・・(ため息)どうしようもない」と嘆いていたそう。彼らにとっても大きな変化になる選挙ではないか。
●「官僚たちの夏」を見る。ドラマとしてはできが良くて面白いんだけどそのいいたいこと、この時期に放映を選んだことがビミョー。城山三郎の原著読まなくては。
戦後の民主化をつまみ食いしながら家父長制を残した50~60年代の雰囲気がプンプン。あと、政治家は好人物として描かれているものの、しかし職業的本質がダメな存在で、官僚が日本社会を支えているんだぁぁぁぁ、というアツいノリが。(キャリア)公務員制度改革の足を引っ張っている人たちの理屈に重なり合わさって。また、政権交代が近づくとこういう理屈がブラウン管で流行ったなぁと、90年代前半を懐かしむ。
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