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2009.07.20

7/21 高校無償化の財源は高速道路無料化の撤回で

民主党に厳しいことばかり書いているが、これはひとまず民主党を中心とする政権が誕生してもらいたいと思いながら、今の民主党の理念無き政策の乱発に不安を感じるからである。

今日も、新聞一面に高校無料化という政策が打ち出された。高校進学(入学)率が98%になり、全入が実現した今、忌避する人以外は義務教育と同等に扱うべきだろう。学力的には中卒程度をきちんとマスターしていればそこそこの新書や専門雑誌は読みこなせる。あえて高卒である必要はないが、就職の学歴はどうしても高卒は求められている。望まない進学断念、中退は、一生本人のマイナスとしてしかつきまとわない。そういう意味では高校まで無料化するのは時代の要求だろう。

ただし過渡的な措置で、また現金精算なのがよろしくない。これでは立て替え払いができない保護者の都合で学校やめろということに対抗できない。現物給付であるべきだ。

なぜ民主党の政策は有権者への現金払いが多いのか(子ども手当、高校無償化、農業従事者への所得保障)。そのセンス、公明党的ではないか。あるいは手数料狙いの銀行とつるんでいるのか。そして高速道路無料化だけば現物支給であることが不思議である。

さらに大きな問題はどこでも言っているが財源である。

高校無料化や、後期高齢者医療制度の見直し、障害者福祉の応能負担への復帰など、その人の生活や生存がかかっている政策や、農業従事者への所得保障制度など国の根幹にかかわる政策が並んでいる中、高速道路無料化などマイカー族だけに迎合する下らない政策は後回しか撤回すべきだろう。高速道路1000円均一料金で、鉄道会社は減収、バス会社やフェリー会社は会社の存立に関わる苦境に立っている。それをさらにパワーアップさせる政策は、高齢社会や資源・環境問題に取り組むべき今日、ふさわしくない。

また公共交通機関を使っている人がバカを見る制度である。公共交通機関は、環境に負荷をかけず、まちづくりを誘導し、雇用をつくる。公共交通機関しか使っていない人の税金で、どうして日曜日にマイカー乗り回している人に事実上の補助金を行うのか、腹立たしい気持ちでいる。毎日東京メトロのひどい混雑と低速運行ダイヤ&遅延に苦しめられ、その莫大な利益は都や国に収奪されていることを考えると二重の被害である。しかし選挙区の民主党議員は通勤電車のことなんか何もしない。公明党の冬柴でさえ、政治問題にする、というカードを使って副都心線開通時のダイヤの混乱に対応したのにである。わが選挙区の民主党議員は、対馬に上陸する韓国人への被害妄想にあけくれているだけである。この選挙区の利益にならない。選挙区内はクルマばっかり乗っているのでしょうきっと。

本来なら、こういう政策の優先順位づけをどう考えるか示す政治的理念や綱領みたいなものが必要なのだが、強すぎた自民党に対抗するためにすべての勢力を結集させなくてはならなくて難しいのだろう。民主党政権が誕生して、次の課題になるのだろう。

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コメント

高速道路を無料にするには、毎年約3兆円の税金がいるとされている。
高速道路を利用する人は、利用しない人に比べて数が少ない。少なくとも、私の町内会では高速道路を利用する人は全くいない。
高速道路を利用しない大多数の人の税金を、利用する少数者に与えるのは決して許せない。
あくまで、利用者負担、受益者負担でお願いしたい。
高速道路の無料化をマニフェストに入れいている社会主義政党の民主党を消滅させなければ、税負担が増えるのは間違いない。
無料化すれば、自家用車の利用が増え二酸化炭素の排出量も増え、地球温暖化を加速させる。自家用車が増えて渋滞すれば、商用車が影響を受けて逆経済効果をもたらす。

投稿: 民主党は日教組の政党 | 2009.07.20 19:31

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