6/30 高速道路会社はバス・トラックに遅延補償金ぐらい払え
選挙を控えて、8月に高速道路均一1000円が拡大するというニュース。
また道路会社に税金の浪費が行われる。マイカーを乗り回したツケをいったい誰が払うことになるのだろうか。道路会社の社員が、国鉄の社員のように民営化で給料が大幅に下げられた、という話を聞いたことがない。ほんとう、道路を支配する役人は恵まれている。この国の大政党がマイカーと自転車ばかり優遇し、公共交通を滅ぼそうとしている態度がよくわかる話である。高齢社会に控えた交通政策のポリシーが見られない。
本当にお金に困っている人はマイカーなど持てない。この政策、マイカーを持てる階層だけ恵む政策である。高速バスでなんとか帰省しているようなワーキングプアを最も痛めつける。賃金の切り下げに苦しむトラック運転手の賃金をさらに下げる危険性もある。
この政策が、バス・トラック業界から批判が強いからと、その他の平日でトバス・トラックの通行料を半額にするらしい。何でバス・トラックも1000円じゃないのか。公共性はどちらにあるのだろうか。環境負荷が少ないのはどちらか。高速道路が予定どおりに運行できなくなってお客さんに迷惑をかけてしまうことになっているバス・トラックには、高速道路会社は遅延補償金ぐらい払ったらどうか。
●政権寄りのプロパガンダを続ける朝のNHKは、無自覚に、喜んでいるユーザーの声だけ伝えている。安ければいい、それだけだ。道路を使わない人がそのツケを払っていることなど、何も検証しない。
●高速道路をタダにしたり、低額にしたりすれば国民が喜んで投票してくれる、などとバカなこと考えて税金を高速道路会社に垂れ流すようなバカ政党になんか投票したくない。ほとんう。
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