6/24 「首相にしたい人」アンケート考
古賀誠が東国原宮崎県知事のところに立候補要請をしに行って、代わりに総裁候補にするように求められたことが話題になった。
これで世論調査で、首相になってほしい人にノミネートされるようになるんだろうな。嫌な気持ちである。
首相になってほしい人アンケートが政治を劣化させているように思うことがある。というのも、首相を選んだ政治的背景とか政党の力関係を全く無視して、そのときそのときの気分で国民が首相にしたらいいなぁと思う人が上位になる。実力も何も検証されない。しかも安倍晋三や、福田康夫や、麻生太郎がそうだが、そうやって首相になって何をしたかと言えば、期待感に応えるだけの制御力がなくて、最後に身勝手なことばかり言って自滅するということを繰り返している。
同様のことが野党の党首にも言える。前原氏もそうやって選ばれてきたが、最後には民主党を壊滅寸前にまで追い込んだ。
今だって知名度を使っておみやげ品の売り上げを伸ばしていること以外、何か成果が上がっているのかよくわからないで東京ばかり行っている東国原氏が首相になっても、大したことができないと思った方がいい。1年ぐらいで期待外れの幻滅感と、問題行動で退陣を余儀なくされるだろう。
もっと安定感のあるリーダーの選ばれ方ができないものなのだろうか。党首が首相になる可能性の低い政党はどこもびっくりするぐらい安定政権なのだが。
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コメント
党首が首相になる可能性の低い政党では、党首選挙もロクに行われていない気がするのですが。
投稿: o-tsuka | 2009.06.25 14:58