6/20 市議会のYes We Can
又聞きで済まないが、知人の知人が市議会を傍聴したことの報告を聞いた。
今回、議会質問に立った市議は24人中20人。嬉しいことだと思う。市の広報に入る議会だよりが実名入りで議事を紹介するようになったことが大きい。やはり議員がきちんと働くためには、情報公開と、議会側の積極的な情報発信が重要だと思うし、ベッドタウンという特殊な地域事情にどう情報公開をすすめていくのかいっそうのご努力を期待したい。
ところでその中の議員の1人が、議会質問の言葉の合間合間に「yes we can」をさしはさんだよう。見たかったなぁ、と思いながらも、朝霞市はインターネット配信もしていないため、検証しようがない。後で同じ会派の議員たちに注意されたらしくて、後日の議会で謝罪して議事録削除となったよう。
その議場での沙汰を、市民ネットの田辺市議が報告している「教育で何を問うのか?」
議事録削除というのも、事実を後から消去するようなもので、何となく私には変なような感じがする。議員による民主主義というのは、議員が議会でどういう働きをしたのか選挙の都度判断すべき制度のはず。したがって議員のありのままの姿をきちんと記録し、市民の多くが見られるようにすべきなのではないかと思う。
国会などで頻繁に議事録修正、削除をされているが、こちらはインターネット配信や、マスコミ各社の報道が行われている。地方議会のようにマスコミ報道がまともにされていないところはできるだけそのままの姿を記録にとどめるべきではないだろうか。
先日、江戸川区議会で、区が公共施設を次から次につくる計画を含めた議案に異議をとなえた議員の質問を、執行部が回答をしなかった。議員が再確認する質問をしたところ、議長が「意見と質問は違う」と封じたということがあったようだ。
そのことはおかしいと思うが、それも、インターネットで確認できる。誰からも確認できるようにしてあったことが良かったし、その議員のやっていることの正しさが後世、遅くとも選挙のときには評価されると思う。
●しかし、選挙などという失職を賭した最も厳しい選抜をくぐりぬけ、雇用の流動化を先取りした社会に生きる議員によって構成される議会と、厳しいとか何だとかありながらも非違行為や経営が傾かない限り失職がなく年功序列に近いかたちで出世する普通の企業のサラリーマンとの間で、どうしてこうも職業人としての能力に格段の差が出てくるのだろうか。雇用の流動化を盛んに主張するような人たちに検証してもらいたいと思っている。
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