« 6/2 おむつ替えは女だけの仕事か | トップページ | 6/4 基礎的な科学への認識のないのに科学捜査に依存する裁判官をどうするべきか »

2009.06.02

6/2 政治的にやられたのだから政治的にやり返せ

高速道路均一1000円のおかげで、JR西日本の運賃収入が激減。特に福岡~新山口間の新幹線が良くないらしい。

福岡支社長は、「影響は大きいが、鉄道の良さ、新幹線の高速性を分かってもらう努力をする」などとしおらしいことを言っているが、政治的にやられたのだから政治的にやり返さなくてはダメなんじゃないか。
経済活動への政治介入による被害を、自分たちの努力のせいにすると、また新自由主義の皮をかぶったコネクション社会にいる人間たちに好き放題に会社をダメにされると思う。

●権丈善一センセが、民主党の年金政策の誤りを指摘しているが、そこに至った過程についてよく理解されているようで、理論派と武闘派が争ったようだが武闘派が勝ってしまった、とまとめている。
どうして武闘派が勝つかというと、

ここでサービス生産者と消費者の間の情報の非対称性がある職業のひとつとして政治家の行動モデルに触れますと、わたくしは彼ら政治家の行動については、努力総量を制約条件として得票数を極大化するという得票数極大化モデル考えていったりするわけなんですね。まぁ、これまでいろいろと変わったことばかり考えてきたのですけど、そこで私が言うのは、彼ら政治家の競争が激しくなると、政治家は政策を勉強するよりもライバルのスキャンダルを探してはネガティブキャンペーンを張ることに奔走する。つまり、競争という1つの言葉の中に、良い競争と悪い競争がどうもあるぞと、しかも努力投入をして、その努力投入効率性のいい方向にどうも行くというのが実態ではないのか。(権丈善一「勿凝学問125 民主党山本孝史さんと民主党の年金戦略 山本さんのご冥福を祈る」より)

まぁ、武闘派の連中たちが一時、党を支配して、山本孝史や石毛えい子などのまともな政策論ができる人を無視して、スキャンダルと粗雑な改革をふりかざしたわけで、その犠牲者が故永田寿康だったのかも知れない。岡田氏の中心的な支援者がその武闘派の残骸ということが、岡田氏の出世を妨げていると思う。

JR西日本の収入大幅減 高速割引や新型インフル影響2009年6月2日19時36分

 JR西日本は2日、4月1日~5月24日の運賃収入が前年同期比8.5%減になったと発表した。主に新幹線を扱う福岡支社管内は同9.3%減だった。同支社は「過去にない減少幅。景気低迷に加え、高速道路料金の割引と新型インフルエンザの影響が大きい」と説明している。

 期間中の福岡支社管内の輸送人数は、博多―小倉駅間が同7.5%減、小倉―新山口駅間が同7.6%減だった。政府は高速道路割引を土日祝日だけでなく、8月のお盆や年末年始の平日に拡充することを検討している。嶋哲久支社長は「影響は大きいが、鉄道の良さ、新幹線の高速性を分かってもらう努力をする」と話した。

|

« 6/2 おむつ替えは女だけの仕事か | トップページ | 6/4 基礎的な科学への認識のないのに科学捜査に依存する裁判官をどうするべきか »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 6/2 おむつ替えは女だけの仕事か | トップページ | 6/4 基礎的な科学への認識のないのに科学捜査に依存する裁判官をどうするべきか »