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2009.06.17

6/17 ミロシェビッチの所業

最近、ようやくBSの見方がわかった。
毎晩眠れないので、ここのところNHK-BSの「ユーゴスラビア崩壊」を見ている。政治がやってはいけないこと、やるべきことがよくわかる番組である。

ユーゴスラビアは問題があっても、共産圏の中ではほんとうに様々な工夫をしている国だと思っているし、今でもチトーは本当に大変だったのだろうと思っている。

そういう人類史上、貴重な歴史を、チトー死後の政治家たちはほとんどぶちこわしにしてしまった。ミロシェビッチも、ツジマンも人類に対する犯罪をしたように思う。

ミロシェビッチは、コソボのセルビア人に旅費や食糧を与え、ユーゴ各地で民族紛争を煽り続けた。あいつは出ていけ、こいつは出ていけ、とやり続けた。権力者が国民を動員するときは要注意である。

●鹿児島県の阿久根市の市長の言動、毎年役員が交代している普通の労働組合でしかない市職員組合に対して住民を動員して出ていけと攻撃しているさまを見ると、ユーゴ崩壊のミロシェビッチの所業が重なる。

●竹原市長は市の税収の大半を市職員の給料になってしまう、と言うが、阿久根市のような高収益産業もなく高齢化に苦しむ自治体は、自主財源は少ししかない。阿久根市の決算カードを見れば、市民が納める税金は収入の20%程度しかないことがわかる。半分以上が国からの交付税や補助金である。仕方がないのである。
普通、自治体の職員給与は全予算の2割程度だから、突出しているとは言えない。阿久根は税金を市職員が持っていっているというよりも、税収が少ないだけの問題である。少ない分他の自治体より地方交付税をもらっている。地方交付税の財源は、大都市部の住民を中心に納めた税金である。
また、自治体の支出のうち公共事業が増えれば増えるほど、借金は増え、人件費の比率は下がるし、公共事業を抑制し、福祉や教育など自治体でしかできないサービスを強化すると、借金は減り、人件費比率は上昇する。

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