6/1 朝霞市議会が議事を全面公開へ
朝霞市議会で継続審議として宙づりになっていた請願「朝霞市議会の会議公開の件」が5月29日の6月議会から実現し、これまで非公開であった全員協議会や会派代表者会議などが原則公開され始めた。
議員を何人減らすとか、賞与を減らすことよりも、有権者である市民の目が行き届く議会にしていくことが、自治体の政治改革の基礎的な課題である。
●今回となったタイミングについてはいろいろ考えられる。
基地跡地利用について、朝霞市として、国への利用計画の提出などが終わったり、市長選挙も終わり、市としての基地跡地に関する重要な判断が一通り過ぎた後。議会としてもめる大きな議案が無くなったことから、今になって進んだということも言える。総額400億円にものぼる基地跡地利用のための支出がともなう議論が公開され、市民に判断されるべきであったと思う。全面公開のもっと早い判断がされていたらよかったのではないかと思う。
●全面公開となっても、日中、市議会を傍聴できるのは退職者や専業主婦など特定の市民に限られ、ベッドタウンとしての街の情報公開としてはまだ課題が残る。さらに本会議、委員会、法定となった全員協議会までは、所沢市などで行われているような、インターネット上での記録動画の公開まで進むことを期待する。
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