5/24 なんだこの駐日大使は!
アメリカが駐日大使に、ルースなどと、日本のことを知っているんだか知らないんだかすらわからない、わけのわからない人物を送り込んでくるらしい。格落ちは明らか。ルース氏は、オバマ氏と「おともだち」で、多額献金者らしい。金権政治のネタとして日本を使う気なのだろう。
新聞などに出ている写真が、消息不明の北朝鮮の高官みたいな不明瞭な写真しかない。そんな人物が日米関係を取り持つのだ。
オバマ政権を礼賛している人たちは目を覚ますべきだろう。アメリカ経済の沈没の巻き添えを食らうし、アメリカの利権屋どものエサにされる可能性がある。
ルース氏のやり方によっては、対米従属関係の克服が課題になってくるかも知れない。安全保障政策の見直しについては、対米従属派から提唱されてきたが、これからは日本外交を対米従属と批判する側からの安全保障政策の見直しの提起が必要になるのではないか。やり方を間違えると、戦前と同じことになる。
このことは小室直樹氏が20年以上も前に指摘している。
とりあえず、当面は、新駐日大使の正体を明らかにしていくために、厳しい着任交渉が必要だと思う。
新駐日米大使ルース氏 格落ち人事?政府困惑2009年5月23日東京新聞 朝刊
政府・与党内で、オバマ米政権が新駐日米大使に弁護士事務所経営者、ジョン・ルース氏を起用することに対し、「まったく知らない人物」との困惑が広がっている。
次期駐日大使人事は知日派のジョセフ・ナイ元国防次官補を起用するとの見方が出ていた。
ルース氏は昨年の米大統領選挙でオバマ氏に多額の政治資金を提供。ナイ氏よりオバマ氏と近い間柄だ。ナイ氏より、ルース氏を選んだ理由はこのあたりにある。
ただ、国務、国防総省の要職を歴任し、国際政治学者として知名度の高いナイ氏に比べれば、外交経験のほとんどないルース氏は明らかに「格落ち」に見えてしまう。ブッシュ前大統領と仲が良いというだけで起用されたシーファー前駐日大使と似たタイプといえるが、シーファー氏は駐オーストラリア大使として経験を積んだ後、日本に着任している。
日本側は、正式発表がないとして公式のコメントは控えているが、大物のナイ氏の起用が見送られたことに日本が軽視されているとの思いもある。
外務省幹部は「日本重視の中で、大統領と関係の深い人が選ばれたということだ。大統領にいつでも電話できるだろうし、パイプ役として期待できる」と指摘。ルース氏を歓迎する向きもなくはないが、基本的には大統領選挙の論功行賞で駐日大使を選んだオバマ政権に対する疑問の声が強い。ある政府高官は「日本と直接ルートのある人ではない。オバマの人事はこちらの想定外だった」という。
また、自民党内にもルース氏に対し、複雑な声が出ている。山崎拓党外交調査会長は「北東アジアの不安定な情勢を考えれば、ナイ氏を起用することが、一番安心できる人事だった」と述べた。
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