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2009.05.27

5/26 高速道一律1000円はソ連東欧の経済の失敗と同じだ

高速道路一律1000円のせいで、瀬戸内海のフェリー会社が破綻したり、バス会社が悲鳴をあげたりしている。福岡に本拠を置く九州のバス業界団体が、この政策を批判している。

この政策によって起きている問題を聞くと、はるか20年前に、国家による計画経済の失敗として聞かされてきた政府による価格介入の弊害を見るようである。
旧ソ連や東独でも、共産政権の人気取り政策のために、生活必需品を中心に無理な価格抑制をやった。その結果、物が市場に出回らず、ヤクザ経済=ヤミ市場が繁栄したり、買い占めと品不足による行列の悪循環が起きたりした。

今回の高速道路1000円は、こうした旧共産国の価格政策に類似する、悪しき市場介入の見本である。

●平凡社新書で不破哲三「マルクスは生きている」を読んだ。不破氏の知性や能力に触れた方がいいかと思ったからだ。反主流的な立場から、やがては党のトップになるということは、政治家として学ばなくてはならないし、その人がもう余生がそんなにないこの時期に書かれた本だから、何か新しい発見でもあるかと思った。
しかし結果としてはムダだった。これは駄本だと思ったし、80年代の共産党の、政治的ないやらしさ、社会民主主義に対する執拗な攻撃的体質を余すところ無く伝えている本だと思った。今の党首の志位君や、全労連系の貧困系労組のリーダーのような新鮮さもない。冒頭の唯物論の押し売りからして本当に辟易した。

質問の第一。「あなたは、人間が生まれる前に、地球があったことを認めますか」。
質問の第二。「あなたは、人間がものを考えるとき、脳の助けを借りていると思いますか」。
質問の第三。「あなたは、他人の存在を認めますか」。
どうでしょう。たいていの方が、三問とも、「イエス」と答えられるのではないでしょうか。もしそうなら、あなたはりっぱな唯物論者で、世界の見方では、マルクスと同じ側にいるのです。

こんな簡単な質問で唯物論者やらマルクス主義者と決めつけられたら、みんな特高にしょっぴかれてしまうって。
マルクス主義者って、マルクスの孫引きから、政治的動きや経済学にとどまらず、地球発生や、民族の風習、DNAの構造まで説明つかないと気が済まない人たちなんだ、と。その驕りがソ連の失敗だったんじゃないかと思う。
私は社民主義者でありケインジアン。自然科学に興味がないことはないが、それが社民主義やケインズ経済学に結びつかなくては気が済まないなどという神経は持ち合わせていない。

九州バス協「高速千円拡大しないで」 渋滞禍・利用減2009年5月26日23時0分朝日

 九州バス協会(83事業者)の竹島和幸会長(西日本鉄道社長)が26日、高速道路割引の拡充に反対する要望書を国土交通省に提出したことを明らかにした。高速バス利用者が激減したうえ、渋滞に巻き込まれて所要時間が2倍以上かかる便まで現れ、運行に支障が出ているためという。政権の目玉政策に対し、首相の地元で反旗が翻った。

 政府は3月28日からETC車の土日祝日の利用料金の上限を原則千円にする景気対策を始めた。お盆や年末年始の平日の適用も検討している。

 竹島会長は西鉄の定例会見で黄金週間中の「惨状」を列挙した。5月4日午後は、通常4時間の鹿児島発福岡行きが「8時間かかった」、通常2時間の熊本発福岡行きが「5時間を超えた」と指摘。5月4、5日の福岡発小倉行きは迂回(うかい)のため「一般道を走った」と述べた。

 同社が運行する高速バス31路線の4月24日~5月6日の総遅延時間は前年より52%増えた。4時間以上かかる長距離路線では87%も増加した。一方、輸送人員、収入はともに約12%減った。

 竹島会長は「不況もあるが、明らかに高速割引の影響だ。客離れにつながる。事業者の努力では限界がある」と危機感をあらわにした。

 要望書には(1)割引の拡大防止(2)渋滞の緩和を図る(3)バス事業全般への支援措置を盛った。日本バス協会(2280社)に同調を求める要望書を出しており、改めて国に対応を迫る考えだ。

 西日本高速道路(NEXCO)によると、今年4月25日~5月6日に10キロ以上の渋滞が起きた回数は、九州自動車道が前年の3.8倍、山陽自動車道が3.6倍だった。全国は前年の2倍程度。(渡辺淳基)

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コメント

どうせ、民主党政権になれば、高速道路は無料になるのです。

政権交代の翌年からです。つまり、来年の4月から、完全に無料です。

真のマイカー社会の到来です。「移動は全てマイカーで無料」という世界がやってくるのです。

もはや、西鉄の高速バスなんかは、不要ではないでしょうか。

投稿: 地方公共交通を応援します | 2009.05.27 10:24

民主党の高速道路無料もどうかと思いますし、公共交通を維持する観点からは、どちらも非常に問題があります。

一点書き加えると、民主党の案は若干問題が違うところもあります。民主党はそもそも高速道路を営利事業とする運営会社を潰すため無料化をします。高速道路の建設は止めるのが主眼です。
自民党の方は、道路会社にお金が流れ続けて、道路会社が道路を造り続ける構図を残すため、料金だけを下げて税金を流し込んでいます。

投稿: 管理人 | 2009.05.30 16:19

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