5/11 「何が資本からの自由だ」
赤木智弘さんの「深夜のシマネコ」、労働運動をしている人間には耳に痛い話が多いが、オーマイニュースの破綻に対するコメントでは大笑いしてしまった。1本300円で記事を書かせていたみたい。
こうした「スキルを持っている人が、どこか外からやってきて、安く働いてくれる」という思想は、まさに非正規労働者に対する期待と同じですね。 人を大切にしなければ、当然、記事全体のレベルは落ちていって、ユーザーから飽きられるし、期待を持っていた人からも愛想を尽かされるに決まっていると。ところで、ここに日本版オーマイニュース創刊時の記事があるんだが、何が「資本からの自由」だ。
人間、金がなきゃ生きていけないんだよ。労働者を資本から自由にさせたかったら、十分な金を与えろ。
金に困ったことのない俊太郎だから、何も考えず自由とか偉そうなことを口にできるんだろうなぁ。
俺には、なんで鳥越が大物ジャーナリストみたいなツラをしているのかが、さっぱりわからん。
●もう1つ。保育所の供給不足を計測した論文。これを紹介しているsocioarcというサイトのコメントがいい。
保育所を増やすから需要が伸びる訳じゃなくて、働きたいから保育所が必要、ということで、労働力率を上げいわゆるM字カーブを解消しようとすればまだ全然足りない。
朝霞市役所や埼玉県庁が「保育所を増やすから需要が伸びる」などというコメントを時折出しているが、M字カーブの谷間が埋まるべき社会になっているという認識をしていないか、わざと世論をミスリードしている。首都圏の自治体は専業主婦のいる生活スタイルに依存して、勤労者に対して安易な行政運営してきたから、こんなバカなコメントを平気で出せる。
しかし、市議選や市長選挙なると、保育園に入れてあげます、保育園作ります、保育料補助します、とみんなが口を揃えていう。わけがわからない。朝霞市長の選挙もそうだった。「保育所を増やすから」と言っている市役所の現職市長だろう。
それから、ふだんは、後援会の集まりなんかで、保育園に子どもを預けるのは育児放棄だ、なんて陰口をたたいている政治家が多いのに。
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