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2009.04.29

4/29 世襲禁止が憲法違反など片腹痛くて仕方がない

世襲禁止が話題になっている。

後援会名簿や、政治資金など、親族の選挙地盤をそのまま使えるような世襲は、不公平な競争であり、やはり禁止すべきだろう。世襲議員どもに、憲法違反だとかわけのわからないこと言っている人がいるが、自由競争させたら差別的な結果になるとわかっていることに、社会的な是正を求めて規制することは当然のことである。上杉隆氏が論難しているが、とくに政治資金(政治資金団体)の相続なんて全くもって論外である。自分で努力もしていないお金を使って他の候補者とのたたかいを優位に進めようなんてさもしい。

どうしても政治家になりたいなら隣の選挙区で出ればいい。政治資金は親からもらわず自力で集めればいい。それでも世襲の格差は出てくるが、タレントが政治家になる場合は、それ以上の効果もあるわけで、その程度の有利さまで否定するつもりはない。

世襲議員たちは世襲禁止に憲法違反と猛反対しているが、選挙制度の憲法違反の程度の方がもっと深刻である。選挙中、政策の主張をしようとして、どんな粗末なビラを配布することも規制される、選挙資金集めに候補者名入りのシャツを売れば違反になる、お金がほとんどかからないインターネットで政策の主張をしても違反になる、そんなあほなことがあるだろうか。
自由権を保障する最低の条件は、政治活動の自由にある。とりわけ政権を決める選挙は、言論活動をできるだけ保障すべきである。それを弊害になる問題との因果関係をきちんと証明もしないうちから、頭ごなしに規制をかけて、自由な選挙を官が規制している。
自由な発想の選挙運動が流入しないので選挙運動はステロタイプで陳腐なことしかできない。効率も悪ければ、無意味な行為の積み重ねに耐えられる人間しか立候補しない。チャレンジャーとなる候補者にはものすごい負担とお金がかかっている。逆に、官僚が管理している組織が割り当てられた候補者が有利な時代がずいぶん長く続いた。そういう意味で、本当に世襲は楽だ。単なる名望家が当選しやすいという話ではないのだ。

こうした選挙に関するあほくさい規制は、世界でも稀をみる内容である。そのルーツは、普通選挙法に怯えた内務省が始め、大政翼賛会の発足と同時期に今の規制内容になったものである。多くの国民は政治腐敗の解消のために選挙規制が行われていると信じているが、本質は言論弾圧と民主主義の官の側からの規制である。

今の選挙規制こそ私は憲法違反だと思っている。証拠の残らない街頭演説でしか政治的主張を不特定多数にできないようにしていて、これは政策の質を下げている。文字にして争うことなしに、契約としての政治選択は行われない。そういう意味では、ビラ配布の規制などナンセンスだと思っている。こうしたことは、世襲候補者の立候補以上の憲法違反だと思う。世襲議員たちは、そうした新たなチャレンジャーを弾圧するためにあるような規制を取り払ってから、世襲が憲法違反かどうかの議論をすべきだろう。

世界で稀にみる憲法違反とも言える選挙規制を放置しておきながら、世襲禁止が憲法違反だと、片腹痛くて仕方がない。

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4/29 豚インフルエンザ

どうなるかはわからないし、現時点で価値判断もできないが、豚インフルエンザ問題が、グローバリズムを転換させる1つのきっかけになるように感じている。メキシコということはすぐにアメリカに飛び火する。アメリカに旅行しにくくなれば、日本の経済体制の根幹に関わる問題になってくる。昨秋からの大不況に加え、豚インフルエンザはその決定打のように思う。

グローバリズムが社会を変える、という議論がここ20年ぐらい流行し続けたし、その延長で構造改革の必要性が強調されたりしてきたけれども、これは今のパラダイムを前提にしている議論の1つでしかなかった。グローバリズムに迎合する自民党構造改革派や民主党若手が、いくら自らを維新の志士になぞらえてみても、グローバリズムなんて明治維新以降の枠組みを何一つ乗り越えていない。

一方で、大不況による内向きな動きによる巻き戻しも、その枠内に入るが、豚インフルエンザでそもそも外国との交流どうこうという話になってくれば、鎖国体制に近いものになってくるかのうせいがある。生命の危機をおかしてビジネスをすることがどうか、ということであり、そのことは明治維新以降の日本の社会存立の基本路線に関わる問題になってくる。それはパラダイムの大きな転換になる可能性がある。

そのときに日本社会が不幸にならないシミュレーションが必要ではないか。

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4/29 メーデー80回

中央メーデーに行く。今年で80回。戦前から通算している。第1回もこんなご時世だったような。歴史が一巡して繰り返すことがなければいいと思う。

今年は、労働相談、生活相談、金融相談のブースが設けられていた。相談者は少なかったが、一般市民も立ち寄れるようなこうした機会に場を設けることは重要だと思う。労働相談、どこにいったら受けられるのか、そういう疑問に答えをつくっていくことが大切だと思う。

●元連合会長の鷲尾さんが叙勲を受けたというニュースも。連合の政策闘争がもっとも爛熟したときに会長をされていたなぁ、と思う。この後、本格的な新自由主義が猛威を振るって、連合のスタンスを大きく変更することになる。
笹森前会長、高木会長になって、ずいぶん路線もスタンスも行動原理も変わったように思う。

●練馬区の風呂屋の脱衣場で盗みをした脱藩官僚の高橋洋一氏が、東洋大学を懲戒解雇になった。hamachan氏は、彼が過去主張していた「日本は解雇もできなければ賃下げもできない」という説を証明してみろ、と皮肉を書いている。
以前、田母神氏の解任で左翼陣営が退職金を払うのはおかしいと火病気味になっているところに、私は、明確な非違行為がない人間をクビにするときに退職金まではぎ取ることはバランスとしてどうか、と書いて、高橋洋一氏のことを国賊だが、彼から退職金を返してもらいたいとは思っていない、財務省への影響力がなくなれば十分だ、と書いた。
皮肉にも、東洋大学では、退職金をはぎとられてしまったことになる。ここまで厳しい懲戒を受けてしまうと、民主党の自称改革派も使いにくいことだろう。

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2009.04.26

4/26 和光市長選挙への動き

午前中、和光市長選挙の候補予定者の事務所開きに出るはずが、管理組合の会議とダブルブッキングしていることが発覚。あわてて予定を変更する。

管理組合の会議では、長期修繕計画の妥当性をどのように検証していくのか、マンションの寿命を見据えた超長期計画の検討の必要性などを確認する。

終了後、午後に、和光の予定者のための支援。

●和光市長選挙では柳下陣営が派手に事前の宣伝をやっていて、お金を使っているなぁ、地主は違うなぁ、と感じる。現職の野木市長を否定してまで、何をやりたいのかがよくわからない。おそらく、上田清司グループの言うことを聞かないとか、つまらない理由から擁立されたのだろう。

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4/25 酔っぱらって国益失った人は逮捕されていないし損害賠償も問われていない

草なぎ氏への逮捕に相当厳しい批判が出てきている。まだ世の中救いがあると思う。でも

損害1000億とか夕刊紙が書き立てているが、酔っぱらって国益を損なったヒグマの子のうわばみ大臣もいたっけ。彼が国益を損なった損害賠償はどうしたらいいのか。ワイマール共和国の失敗から、権力には損害賠償をしない方がいいことになったんだっけ。ようわからん。

●「減税ナゴヤ庶民革命」という民主党の市長候補。減税=善という凝り固まった発想が陳腐。持続可能な地域社会と自治体のためにどうしたらいいのか、という観点が必要な状況になってきたのではないか。名古屋は今、減税でお金を戻すよりも、いかに自治体の税金を効果的に使うかが問われているのではないか。一方で、この市長候補、税金の使途を市民の手に戻す、という観点は評価したい。政令市の政策決定や財政は、あまりにも官僚化して、住民主権が空洞化している。
まぁ、この候補、リードしているらしいので勝つのだと思うが、おそらく市長をやってみると、議員のときの評論家的な感覚が変わってくる。それを楽しみにしたい。

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2009.04.24

4/23 フツーの仕事がしたい

労組の中堅幹部を育成する講座に、説明要員として出席する。

その前座に土屋トカチ「フツーの仕事がしたい」という映画を上映。セメント運搬トラックの運転士の主人公が、月550時間も働き、仲間の事故を契機に労働組合に加入したところ、暴力団まがいの男に圧迫を受け始める。抗議活動を積み重ねる中から、セメント会社の発注者責任を認めさせ、労働条件を勝ち取る。

主人公はたたかいのピークに、病気で倒れ入院する。やせ細り、チューブにつながれた体で、ぼそっと「フツーの仕事がしたい」とつぶやくシーンで涙が止まらなかった。

社会はいろいろな仕事をする人で成り立っている。したり顔の経済原理をふりかざしたり、入口の甘さの因果関係の責任を指弾して、社会のしわ寄せでひどい働き方をしているところに人間を押し込んで平気でいられることに情けないと思う。

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4/24 ソマリア問題と酔っぱらい事件

ソマリア海賊退治の法案が衆議院を通過した。

平和協力や戦後処理ではない、治安活動として自衛隊を派遣することを認めたことは、留め金を外してしまったのではないか。PKOやイラク派兵以上の危険なことのように思う。

その日、草なぎ剛が酔っぱらって騒いで逮捕されたと大きなニュースになる。麻薬がらみなら仕方がないが、麻薬ではなく単なる飲み過ぎであれば過剰報道。ソマリア海賊退治の法案採決を誤魔化すものなのだろう。前にも白装束集団とかでそんなことあったっけ。

今朝は今朝で、深刻な問題だが、長時間報道するまでもない、児童虐待事件を長時間報道していた。誰が主犯なのかわからないが、母親の責任だけを強調する報道に不思議に感じる。

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2009.04.22

4/22 朝のNHKニュースのパターン

3月ぐらいからNHKの朝7時のニュースがおかしいと書いてきたが、パターンはこう。

冒頭から5~7分北朝鮮報道。数分で済む内容を、正体の怪しい情報提供者の言葉、余計な朝鮮中央放送の紹介で内容を膨らませてある。

次に麻生内閣の補正予算による経済効果関連。高速道路が1000円になってよかった、とか、定額給付金がもらえてよかった、とか、定額給付金に反対するけしからん地方議員がいる、とか。通行人のコメントが異様に多く、陰の部分はほとんど報道なし。

次に、民主党の汚職がらみの報道。種まきになっているものも含まれる。

たまに漢検とか、社会的に無視できない党派色のない大ニュースが報じられ、

その後はいる特集では、いかに日本人はすばらしい能力を持っているか、というニュースか、この不況下がんばって成功している人もいるという、現実を無視した新自由主義イデオロギーを補強する報道。

そして、朝のニュースにしては長い芸能ニュース。あるいは何もなければNHKがやっていいのかと思うような企業名入りの商品紹介。

ここのところ話題になっている労働問題のニュースなどはほとんど無視。

気が付いたら7:40。番組終了。

同じNHKニュースでも他の時間のニュースはここまでのことはない。また、安倍政権当時の19時のニュースが同じような内容構成だった。

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2009.04.21

4/22 市民を騙し続けた朝霞市役所中枢部

朝霞に建設される予定の国家公務員宿舎の概要が公表されホームページに掲載されている。これによると、埼玉新聞や東京新聞で報じられたように、当初の市の発表の26階建てから13階建てに変更されたことになるが、ところが戸数は26階建ての計画のときと同じ850戸である。不思議な話である。

よく、マンション建設反対運動を織り込んで、最初は高めに階数を示して、反対運動が吹くだけ吹いたら何回かカットして反対運動を分断する、ということが行われる。今回朝霞市がやったことはこれではないか。850戸というのが目標で、26階というウソハッタリをかまして市民運動が吹くだけ吹いたところで13階建てに変更し、「なんだいいじゃないかそれくらいなら」という市民を出すことを目的にしているのだろう。小賢しいやり方だ。

元々国・財務省からは26階建てで建てたいという話があったのだろうか、という疑いがむくむくと出てくる。
見返り施設とされている複合型施設でも、警察署を筆頭に、市が移転してくるとしている国や県の施設について国や県が移転する計画すら持っていなかった事実が明らかになっている。朝霞市中枢部は基地跡地を開発するためにはどんなウソでもつく覚悟らしい。

●こんな自治体に私たちは税金を取られ、私の家はいつまでも待機児童として権利として保障されている福祉サービスを受けられずにいる。そして保育所サービスは、保育所を利用しない人間たちの勝手な議論に政策が委ねられている。
こんなウソつき自治体に、だましやに契約も信義もあったものかと思う。市民には愛郷心だのブランドだの押しつけるくせに。その前に信用される自治体になれ、と思う。

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2009.04.20

4/20 以前、臨時職員の雇い止めで対応した図書館でまたトラブル

また首都圏のはしにあるO市の図書館での嘱託職員の雇い止め問題。前回の被害者とは全く別の人から偶然、相談が来た。今回も家族からの相談。

今度は最初からパワーハラスメントまで付いていて、被害者は入院しているとか。加害者はやはり館長と管理係長。1年以内に全員解雇して、派遣会社に移籍して派遣職員とするらしい。派遣法違反にならなければいいと思うよ。

そしてその図書館のホームページを開くと、臨時職員、嘱託職員募集という広告がトップに。そりゃ人いなくなるって。

絶対、O市の図書館で臨時職員や嘱託職員の「身分」で働いてはいけません。

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4/19 宝塚市長に中川智子さん

汚職による出直し市長選挙が行われた兵庫県宝塚市で、元衆議院議員の中川智子さんが当選。

中川さんは社民党の議員だったが、泥臭い魅力もあって、政治生命を終わらせるにはもったいないと思っていたところ、地方自治の現場で再起されてほんとうに嬉しく思う。

また、汚職・出直し市長選という混乱した状況に、市民は市の政治風土を変えるわかりやすい人物を選んだのだろうと思う。
非常事態には、清濁併せのむより、筋道通してものを言ってきたところからきちんと候補を出す、ということの重要性を示している。

●他にも、青森市長選挙などでも与党系・現職・厚い地盤と言われている候補者を破る結果が出ている。今まで首長選挙は、よほどの事情がなければ組織票の積み上げで勝負が決まるようなところがあって、なかなか現職が落選しにくい選挙であったが、最近は有権者が簡単に×を出すようになっていると思う。

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2009.04.19

4/19 高速道均一1000円の弊害が続々

高速道路一律1000円の弊害があちこちに出ている。

宇高連絡船が廃止になる。地場民間業者が官業の圧力にさらされている。この他にも、都市間高速バスに存亡を賭けてきた地方のバス会社、JRなどもひどいめにあっている。

土曜日の出張の帰り、羽田からバスに乗ったが、高速道路から首都高速に流れ込んできたマイカーによって、いたるところで渋滞していた。ふだんの2倍の時間がかかった。

情けないのは、政策より政党より、人物で選ぶ日本の政治風土において、税金を使った高速道路の割引をやめろ、とは政治家が言えないこと。国民のつまらない欲望にNoと言えないこと。港湾利用料を下げろだとか、こっちにもカネ寄越せということぐらい。それで問題の構造が変わるものではない。

今回の高速道路の一律1000円は、道路公団が負けてくれているのではなくて、あくまでも税金を使っていること。欲望を刺激されて渋滞してまで使った高速道路の利用者のツケを税金によって道路公団に垂れ流しているということになる。こんな不公正、不公平な競争条件が放置されれば、新自由主義者ではないが歪められていく。

誰が儲かるかと言えば、観光業者もそうだが、税金を使うほどの効果ではない。利用者が増えて、しかも税金から補助を受けてジャブジャブお金を受ける道路公団である。道路公団がその金をどのように使うのかはわからない。政治家がたかって道路を造らせない限りは、市場に放出されないお金になる。そして、誰より儲かるのは、石油業界である。迷惑蒙るのは、バス、船舶、鉄道などの公共交通機関であり、渋滞による国民生活への不便の強要である。公共交通機関を運営する会社が倒産したり、廃業を迫られれば、マイカーを持たない国民への迫害にもなる。クルマを買うことに、1000円の政策が何のインセンティブもないことから、日本経済を牽引するはずの自動車製造業には、微々たる買い換え需要の恩恵しかないだろう。

もはや庶民がマイカーで遠出することを促進することに何の価値があるのかわからない時代になっていきているのに、未だにマイカーを使えば使うほど豊かな社会であるという古い価値観に囚われ、それを促す政策をとることが、この国の社会構造の変化を歪めている、ということも言い添えたい。

●宇高連絡船の廃止について、フェリー好きの私は、趣味としてとても残念な思いをしている。時速50~60キロの乗り物をオープンテラスで風を感じて乗れる公共交通はフェリーだけである。

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2009.04.14

4/14 人減らしばっかりやっている東京の地下鉄と人を手厚く配置している地方鉄道

ワンマン運転を開始した丸の内線が、毎日遅延がひどいという。

東京メトロの無謀な人減らし政策がこんな事態になっている。丸の内線の乗客数からすれば、車掌を無くす必要を全く感じない。
人減らし合理化とそのつけまわしを乗客にやっていることは、副都心線、有楽町線に続き、ひどいことである。丸の内線は、池袋方向から東京駅に短絡する路線。新幹線などを使うときによく利用するのに、時間があてにならないのでは、本当に困る。山手線もあてにならないことから、池袋からタクシーを使うことにするか。不確かさでは大差ない。

信頼性のない公共交通機関と成り下がった東京メトロに政治的プレッシャーをかけるべきだろう。民主党は社長のスキャンダルも探すべきだ。もちろん株式上場なんか許してはならない。

●一方、福井に出張する機会を得て行く。
事故による倒産から再生した「えちぜん鉄道」に乗る。1両しかない車両にキャビンアテンダントが乗っていた。経営が苦しいのによくがんばっていると思う。
儲かっているのに人減らしばっかりやっている東京メトロと比較してしまう。
乗客も座席は全て埋まっていて、ドア周辺には立っている人で少し混んでいる感じ。これだけ客がいれば、と思う。今後も何とかがんばって話題を提供してほしい。

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4/14 丘珠空港は残るのか

北海道以外の人は知らないが、札幌市の郊外に、道内ローカル航空路のみの空港、丘珠空港がある。

全日空系のANKが、撤退する方向で検討をしていて、年内に決定するという。

私は、15年前、所属するローカルパーティーの取り組みで、この空港の拡張の反対運動に参加したことがある。当時、千歳空港が改築され拡張されたばかり。新千歳空港は、距離が遠いが、交通機関が整っていて、アクセスに不自由はない。千歳に集約した方が、航空会社のコスト面でも、道内から道外、海外へのターミナル機能が強化されるという点でも、いい。丘珠空港を拡張するのはムダだと思ったからだ。

結果として、滑走路の延長は当初計画より短縮されたものの拡張は実行された。新たな高性能のプロペラ機導入で、丘珠空港の機能は維持強化された。騒音問題を重視する地元住民にとっては、使用機材がYS11から新型プロペラ機に変更されて騒音は大幅に抑制され、当初のに計画を推進する市と反対運動で痛み分けの結果になった。

それから15年、厳しい不況にみまわれ、おそらく北海道で道内を航空機で移動する人が少なくなったのだろう。私のいた中堅企業も、例外を除き出張はJRの往復切符でしかできなかった。拓銀が潰れ、公務員の出張手当の算定ルールが厳しくなっていることなどから、飛行機は一体だれが利用しているのだろうか、という疑問があった。
JRが高性能の特急を次々に投入し時間短縮していることや、スパイクタイヤの禁止によって鉄道利用が増えていることも影響しているのかも知れない。

丘珠空港を最も使ってきたANKが撤退することで、あのとき丘珠を維持してきた意味がどうだったのか改めて検証すべきときにきたのではないかと思う。

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2009.04.08

4/8 本数が少なく混雑がひどく遅延を繰り返す東京メトロにメールで抗議

地下鉄が毎日意味不明の遅延と、ひどい混雑が続くので、以下のようなメールを送りました。どうせ公益産業だから「貴重なご意見ありがとうございます」と無視して終わりなんでしょうけど(埼玉県朝霞市役所も同じだ)、限られた窓口からしつこくしつこく問題提起するしかありません。

いつか沿線住民の政治問題にしたいと思います。

※金満土地持ち連中が牛耳るこのあたりの自治体は、新駅を作るとか急行を止めるとか、不動産バブルにつながる話でしか通勤電車の問題を語れる政治家しかいません。通勤電車を使う、納税者の立場の基本的な生活環境を改善するために動いてくれるようになってもらいたいものです。

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有楽町線、夕方のラッシュ時間、本数が少なすぎます。5分に1本って、昼間の電車の本数じゃないですか。
混雑がひどくて、乗り切れなくて、いつも遅れています。遅れると、どういう運行管理の考え方しているのか、後続の電車の遅れで、という理由で、駅で長時間停車してさらに電車が遅れています。
ちなみにこういうときに駅の時刻表の発車時刻が消えています。これは仕事のミスの粉飾であり、隠蔽ではありませんか。

暑くて、苦しい車内で、時間調整で待たされる身にもなってください。乗客への虐待です。

有楽町線は方向違いの行き先の電車がよく来ます。ところがこの時間調整のせいで、小竹向原で副都心線から来た、目的の方向に行く電車が目の前で出てしまう場面によく出くわします。むかむかしながら待っていると、結局やってくるのは最初の駅で目的の方向の電車を待つのと同じ結果になります。

つまり、最初の駅で10分近く待つのと同じ結果だと言えます。使える電車が10分しか来ないのです。稚内市のバスでさえ12分に1本来ています

もう1年近くも、こんな滅茶苦茶なダイヤに我慢させられています。保育園のお迎えにも地下鉄のおかげで遅れることが多く、やっていられません。

しかし駅員は混雑する電車を見て、他人事みたいな会話をしています。ちゃんと本社に電車を増やすよう意見しているのでしょうかね。

社長も社長で、こんなひどい状態に本業がなっていることを知っているのでしょうか。
有名芸能人を使った広告でイメージ操作ばっかり、毎日、宮崎あおいの顔を見る度に、私たちの運賃は何に使われているのか、うんざりします。
先日、御社の決算書を見ましたが、空前の利益を上げています。どうしてそれを乗客への待遇改善に使わないのでしょうか。
きちんと本業をやってください。

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2009.04.06

4/5 五十嵐敬喜さんの講演

市内で開かれた法政大学教授で、民主党菅さんのブレーン、五十嵐敬喜さんの講演会を聴きに行く。75人が参加し、会場はほぼ満員の状態。

神奈川県真鶴町のまちづくりの「美の条例」を題材に、朝霞市のまちづくりに何が欠けているのか、何が課題なのか、浮き彫りにしていただいた。

朝霞市のまちづくり関連の「緑」「うるおい」「やすらぎ」「にぎわい」など美しくて抽象的な言葉が踊っていて、現実と遊離している、という話に、非常な説得力があって、会場から大きな失笑が漏れていた。その遊離したところを取り戻すことをしなければ、とおっしゃっていた。

真鶴町では、海外の美しい街を視察した住民に、真鶴のいいところを地図落とししてもらって、それを重ね合わせて、何がよいのか挙げてもらった資料を作っていた。そして、80~90%の人が同じところを挙げ、そういうところを守り、イキイキとさせていくためのセオリーをまとめていった。その基準を「場所」「格付け」「尺度」「調和」「材料」「装飾と芸術」「コミュニティー」「眺め」という8つの判断で、住民が共通の価値で議論し、会わない建築物については、審査会、町議会で審査していく、というもの。
「尺度」では「すべての物の基準は人間である。建築はまず、人間の大きさと調和した比率を持ち、次に周囲の建物を尊重しなければならない」としている。
「コミュニティー」では、「建築は人々のコミュニティーを守り育てるためにある。人々は建築に参加するべきであり、コミュニティーを守り育てる権利と義務を有する」としている。
法律的には抽象的な表現だが、書かれている中身は具体的そのものである。

そして具体的にまちの大切な場所のキーワードとして、「聖なる所」「静かな背戸(山を背景にした曲がりくねった細い道)」「お年寄り」「夜光虫」などの言葉が挙げられ、それらがどのような価値を持ち、どのように守るのか書かれている。
「〈キーワード〉お年寄り〈前提条件〉お年寄りはお年寄りを必要とするが、同時に若者も必要である。また、若者もお年寄りとの接触を必要としている。車通りが激しく、休む場のない長い道や坂は、体力のないお年寄りにとって外出するチャンスを奪ってしまう〈解決法〉お年寄りが散歩するための敷地内歩行路、小広場、それが不可能ならば、ぬれえん、ベンチ、雨宿り場又は木立の日影でも良い。建築の一部にお年寄りのためのシェルターを創ること」といった感覚でまちづくりのルールを決めている。

五十嵐さんが「コミュニティーがあっても公園ばかりあってもまちは死んでしまう。公園がなくてコミュニティーがあれば人間は何とか生きていける」という話にとても動かされたように思う。

全国の古い都市を守ろうとしている住民運動にとってとても参考になっていると思う。

●真鶴の活き活きとしたまちづくりの条例と、朝霞市の空虚な言葉にちりばめられた数々のまちづくり関連の計画を比べると、作る過程でヒアリングと行動観察のないまちづくり計画、福祉計画に全く意味がないということを改めて教わった。地域福祉計画のように市民発でヒアリングと議論の固まりで活き活きとした内容にして作った計画もあるのに、それがおざなりにされるのだから、それを咀嚼する側の問題なんだろうということは明白。

●地図にペインティングしていくような平板な都市計画のやり方が問題だろう。

●地域福祉計画では、そういう浮ついた美しいスローガンを作ることをやめて、方法論に徹した。これは私が強硬に主張したことで、14年前に札幌市で五十嵐さんや、その技術を担った野口和雄さんの話を聴き、交通評論家の岡並木さんの話を聴いていたからだ。

●コミュニティーというと、生活実態そっちのけで、町内会を軍事組織みたいな縦系統の組織にするか、行政の使いやすい連絡組織化することを求めるは間違っている。集い、そこに自然発生的に言葉を交わす関係性を創るための舞台装置づくりにコミュニティーの意義を求めなければ「うるおい」「やすらぎ」がありえない。町内会の強化だけではなくて、市内にあるいくつかの自然発生的な場を大切にしていくことが大切。そういう意味で10年以上前に公民館から一斉にベンチと丸テーブルを撤去したことは良くない。高校生がたむろするというのが問題だったようだが、たむろすることからコミュニティーが作られる。コンビニでのたむろがいつも問題になるが、それをどう積極的なものにしていくのか考えるべき。地域福祉計画づくりでそれを問題にして、公民館のロビーにテーブルを置き、自然発生的な市民の集いと横のつながりを創り出すべきと主張したが、生涯学習課は咀嚼できなかった。
もちろんコミュニティーづくりに、広告代理店的発想のイベント一発主義もダメだということ。

●市議会議員も何人かお見えになっていた。非常に大切な機会だったと思うし、すぐにどうこうとは思わないが、長い目で朝霞市をどうしていくのか、具体的な仕事をしている市議会議員にとって、非常に重要な知恵を得る場だったと思う。どういうわけか、最もこういう理論武装が必要な旧革新系市議が小山香市議以外全く来ていなかったことも言い添えておきたい。陳情型の共産党はちょっと考え方が違うかもと思うが、それ以外のところはどうしたんだと思う。市職員もお見えになっていなかったようだ。いい仕事をするためにタダで情報収集するチャンスだったのにもったいないと思う。税金使って芸能人に入れあげるような講演会はよくやるのに・・・。そんな中、中野区で区議に挑戦しようとしている石坂わたるさんと山口二郎ゼミの門下生のパートナーがお見えになったことは嬉しかった。

●苦言。会場でカンパを募っていたら、市職員が血相を変えて怒っていた。商業活動を排除するためにお金のやりとりは禁止している、ということなのだろうが、そういう「禁止」「禁止」に神経を使うことに、彼らの人件費を考えると、あほかと思う。
この街の公民館で、きちんとした講師を呼んで勉強しようとしたら、行政から補助金をもらうか、金持ちのパトロンをつけなければできない、ということだろう。カンパを禁止するということは市民の自主的な活動に資金的制約を加えて、愚民化することになる。自主的に小口のカンパを集めることを禁止することが、どういうことになるのか、市の職員として、生涯学習課としてどういうことになるのか、認識すべきだろう。

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4/5 衛星打ち上げ

北朝鮮が自称「衛星」を打ち上げた。宇宙に行かなかったことから、真の目的は、ミサイルなんだろうけど、首相のようにあんまり興奮するとろくなことはなさそう。北朝鮮の思うつぼでもある。

これがミサイルかどうかは、打ち上げたものを回収してみないとわからないが、断定して、「安保理違反」と強硬に主張するのは得策なのだろうか。日本も平和的に種子島から衛星を打ち上げている。これが脅威だと北朝鮮からイチャモンついたら、どうするつもりだろうか(偏西風の風下てはないので、文句はつけようないとは思うが)。
北朝鮮は、国際手続きを踏んで、お互い様の論理を使って、巧みに法律的問題と政治的問題を切り離して使っている。法律的手続きで対応しようとする諸外国が簡単に非難決議でまとまるとは思えない。

今回、誰がこの騒ぎで得したかと言えば、非常時にどうするか、という体制の検証ができた政府にあると思う。PAC3がこうした事態に守りにならないと知っているのに、守れる幻想を与えたことは大きな問題ではないかと思う。

●朝のニュースで外務省の建物の中からの中継に出て、北朝鮮への制裁を声高に語る女性記者、安倍晋三べったりの番記者だった人物。安倍晋三の私邸の追っかけをNHKスペシャルに載せた記者ではないか。

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2009.04.03

4/2 高速道路1000円で儲かる人、泣く人

景気対策とかでどさくさで紛れ込んだ高速道路一律1000円の実施で、フェリー、高速バス、鉄道が苦戦を強いられている。

景気対策というのはいいが、このようなあまりにも市場を無視した政府の価格介入は、勝ち組石油会社を儲けさせて、公共交通機関で働く人を虐げるだけ。マイカーで旅行にいくことにさして公共性もなく、意義を見いだしがたい。

こういう価格介入は、共産国みたいなものではないか。

環境の観点からも、1人あたりの二酸化炭素、有害物質の排出量では、圧倒的に鉄道、フェリー、バスに軍配が上がるが、マイカーでガソリンをばかばか使うことが奨励されることになる。
フェリー、鉄道は、営利事業とされることから、そのコストのほとんどが利用者運賃によって賄われている。しかし、高速道路の安売りの差額は、税金で高速道路会社に補填される。そういう政策が合理的なのだろうか。

●仕事でお世話になってきた、新居浜の石川みのる県議が、この問題を県議会で取り上げた。マイカー迎合のこの社会で、勇気ある行動だと思う。

●景気対策で、住宅と車ばっかり施策の対象になるのがいただけない。住宅はマンション乱造で今後絶対に余る。税制や補助金で購入欲を刺激しても、その反動が大きくなる。不動産業者ばっかり儲かるようになる。車も年間1000万台販売して、飽和市場だと思わないのだろうか。生活の質を上げることに、住宅と車以外に、何かできることがあるだろう。

●環境のことを考えたら、エコカーを無理に売りつけるよりも、公共交通を何とかしてほしい。朝霞市内にはバス路線が貧弱で、都心に出るに地下鉄に乗れば、インフラ未整備のためにいつも渋滞運転。東京の地下鉄会社は儲かっているのに不動産投資しかしない。今日造られている新車も高度成長期の設計思想のままで、通勤電車は苦痛である。

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