3/2 護憲派早川先生
わが選挙区の早川忠孝先生、映画「日本の青空ー日本国憲法誕生の真相を描くー」を見て、日本国憲法がGHQの押しつけなどと単純なものだと言ってはいけないと、自身のブログで書かれている。
現在の日本国憲法は、間違いなくアメリカのGHQが書いた憲法です。
だから、日本にとっては、現在の憲法は何年経っても借り物の憲法だと言ってきました。
しかし、この映画を観て、一概にそう極めつけることも出来ないな、と思うようになっております。
GHQが日本の国民の心を忖度し、鈴木安蔵らの日本の憲法研究者の提案を参考にしてGHQ憲法草案を書き上げた、と言われれば確かにそうだったろうな、と思います。
鈴木安蔵を評価し、決して押しつけばかりではない憲法の価値を認めたことは高く高く評価したいと思う。さすがきちんと勉強してきた法曹人、テキトーな価値観の入った妄想を信じて疑わない今どきの右派とは違う。
一気に護憲派とは言わないが、憲法が持つ基本的な価値を認めたことはほんとうに嬉しく思う。9条ばっかりクローズアップされるが、13条、25条、28条など、高度資本主義国がこんな状態になることをよく見越してくださった、と思うような条文である。私は9条にしか護憲を感じない人よりずっとずっと護憲派であることを、早川先生に高らかに宣言したいと思う。
我が選挙区のもう1人は出自が怪しいし、選挙区内のいかがわしい人脈を断ち切れていないみたいだし、先の大戦の反省なんてよくわかっていないみたいだし、早川先生がもうちょっと街頭活動でピシッとしていれば、優位に立てるかなと思う。
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コメント
そういや某ウヨwikiサイトを覗いて見ると、興味深いことが判りますよね。
http://www35.atwiki.jp/kolia/pages/296.html
早川(自民)=国籍法改悪反対・人権擁護法反対・日教組問題究明議連・日本会議議員懇談会
神風(民主)=アメリカの慰安婦決議に歴史事実委員会で署名抗議・外国人参政権慎重派・日本会議議員懇談会・従軍慰安婦否定
何かこうして見ると、五十歩百歩目糞鼻糞としか・・・・・どっちかと言うと、神風の方が歴史観での"右"が目立つのですよね。これでは、まだ早川の方がマシなのかも( ̄Д ̄;;
ところで、本日朝霞市立図書館の除籍本リサイクルで興味深い本をGETしました。「日教組が危ない」って二十年くらい前の日教組の内部紛争(それも委員長が自民党の代議士に激励したということが切っ掛けだった訳ですが)についてまとめた本なんですが、これ読んで興味深いことが解かりましたよ。いわゆる自民党とも仲良く"協調"しようという側が、(現在自民党に攻撃されている)教組の政治関与が"濃い"山梨や三重だったのですよね。そればかりか今日日教組批判の論陣を張っている小林正氏が、この内紛では神奈川教組委員長として日教組の協調路線を擁護する役回りを演じていたのです。
今日、日教組を兎角洗脳集団の如く攻撃する人間が、この本を読んだらどう思うのでしょうかね?そもそも今の日教組は、保守と協調しようとしている方が率いているのですからwwwww
投稿: 杉山真大 | 2009.03.02 21:44
杉山センセ
杉山節、相変わらずですねぇ。
早川先生の方が、法律的な思考の訓練を受けているから、ずいぶんましだと思います。人権思想の意味を知らずして、弁護士の資格なんか取れるわけありませんから。
労働組合をイデオロギーの一面でとらえるのが問題なんです。政策実現のためには、幅広い政治家とつきあわなくてはならない現実もあります。保守系政治家も、社会の亀裂をつくらないために顔役として、労働組合などとのパイプが必要なんでしょう。したがって自民党との強調路線だけが悪いとは断定できません。副産物の、管理教育とかそういうのが問題になるのだと思います。
小林正は論外ですね。
投稿: 管理人 | 2009.03.02 22:35