2/16 北朝鮮報道が15分も続くと思ったら
朝のNHKニュースが北朝鮮報道(15分)と、早寝早起き朝ご飯(10分)という、安倍晋三的報道に埋め尽くされていた。こういうときには、政権や自民党に何か大きなトラブルが起きてそれを塗り隠そうとしているのだな、と思ったら、やっぱりというか、中川昭一が酔っぱらって記者会見に臨んだという話。
中川昭一は、安倍晋三とともに、NHKの従軍慰安婦報道にケチをつけたと言われる仲間。
●村上春樹氏がイスラエルで文学賞を受賞し、そのコメントが高い評価を受けている。本当は村上氏のような発言が政治家から出てこなくてはならないはず。麻生も安倍も中川も、それなりの才能はあったとしても、世の中動かすような言葉が、こういう危機のときに繰り出せないというのは、今日の政治家に教養がないのかも知れない。
●中川昭一氏に同情するとすれば、ライバルが踏まれても死なない鈴木宗男だということではないか。親父の政治的バイタリティーは鈴木宗男が受け継いで、中川氏は長男という正当性で政界進出した。中川氏にいろいろ能力があったとしても、常に選挙区では宗男と比べられて、それはそれで結構ストレスだったのではないかと思う。
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コメント
安倍晋三のゾンビみたいなのが出てくることは確かに不快ではありますが、このようなミエミエの手法に訴えるくらいしかできない現状は、自民党の窮状を示すサインとしてある意味で貴重ですね。
一方で「視点・論点」や「NHKスペシャル」にはお上にとって愉快でない内容も結構出ておりますから、NHK内部でも対立があるのだろうと……
投稿: Lenazo | 2009.02.20 00:52