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2009.02.01

2/1 朝霞市長選挙は不発へ

Sdscn0481問題の多い朝霞市政を問い直す機会である、3月1日の朝霞市長選挙に、現職市長以外の有力候補の出馬がないことがほとんど確定したようだ。

新聞で報じられたところでは、「明日の朝霞市民の会」による公募の候補とは選挙手法のすりあわせで不調におわり擁立できず、最大の争点である基地跡地の利用問題で、市民側の運動体「基地跡地利用市民連絡会」での擁立も模索したが、これもほとんど無理との流れ。野党系の現職市議の立候補もない。党として相乗りを否定しているはずの民主党も前回のしがらみから相乗りする方向で、市内に政治に責任を持つ労働団体もないことなどから、現職に対抗する候補擁立はほとんどありえない情勢となっている。

●1月11日に、今後の朝霞市を考える会で市長選挙の課題を考えるシンポジウムを開いたことをお知らせした。そこでは、参加者の関心は、現職に対抗する候補が出るのかどうなのか、ということのようだった。候補者が立って、きちんと争点を示して、市民が選択できる市民自治が望ましい、とまとめた。しかし、こういうかたちで市民側が自滅していったことが本当に情けない。参加者には心底、お詫びしたい。

●今回の候補擁立不発をみて、市民運動、市民活動をやる側の自立が求められているように思った。つまらない権威者たちに振り回されたのではないかと思う。前回市議選で、反市長派がきちんと数多くの候補を擁立してたたかわなかった後遺症だと思う。市長選挙を支える市議たちを比較して選ぶことができないものですから。
次回市議選では、今いる市議を総取り替えするぐらいの気持ちで、運動課題のある人たちが挑戦していかないと、いつまでたっても選挙権があるんだかないんだかわからないような選挙が続くんだろうと思う。
無投票に近い状態で当選してきた市長や市議会がダメだと、市職員も腐る。市職員が腐れば、市民サービスや自治能力の低下につながる。自治能力が低下すれば政治そのものがバカバカしくて、とくにベッドタウンなんかだと、市民がほとんど市政なんか見放して、悪循環のスパイラルに入っていく。そのことの危機感をどうとらえるか、ではないか。

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コメント

今回の市長選挙の不戦敗、全くもって残念です。結局のところ、この事態の責任が奈辺にあるのか検証が必要でしょう。

国会に議席を持つ公党については見やすいですからここでは省きます。問題は別の会派です。
 
市議会で「市民」の名を冠した会派を構成しながら、市民生活や日々の市の施設や職員の動きなどろくに見もしないで、趣味や思いつきで愚にもつかない質問の本数ばかり積み重ねた挙句、市当局の提案を何一つ修正できず、条例一本通せずに進歩もなく20何年やってきた議員に責任は無いのでしょうか?

今後、各々の議員について、市当局の提案を修正できたかどうか、条例を通せたかどうか、そして何よりまともな見識があるかないかの点から有権者が先入観抜きに客観的に評価すべきように思います。

 言うことや取り繕った姿勢がどんなにまともそうに見えても、言動が愚にもつかず、自分が主導権を握ることしか考えないような人間を議員にしておくわけにもいかないでしょう。

投稿: バウアー | 2009.02.02 22:29

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