1/17 長妻昭を正面から批判する野村修也
年金問題で、長妻昭が問題なんだと正面から言う人物が出た。中央大の野村修也法科大学院教授。
年金管理のずさんさを浮き彫りにし、社会保障が政治にとって重要なものだと理解させた長妻昭の功績はあるが、一方で、社会保障の年金を損得の預金みたいな理解をさせてきた長妻氏のプロパガンダは、年金改革をおかしくしてきた面が否めない。基礎年金をどうするか、という最も根本的なところの議論が膠着状態になっているのも、長妻氏のやり方の問題ではないかと思う。
サヨク気取りの人に長妻を高く評価する人が多い。しかし彼の公的年金への追及の果てに、公的年金をどうするか、という行き着く先は、公的年金の再建ではなく、老後の自己責任しかないのではないか。それはサヨクの目指す社会とは思えない。
ミスター年金に「先生が問題」 元改ざん調査委員長 2009年2月17日22時13分朝日新聞
「先生が問題なんですよ」。厚生労働省で年金記録改ざん問題の調査委員長を務めた野村修也・中央大法科大学院教授が17日、民主党の会合で同党の「ミスター年金」長妻昭政調会長代理を面と向かって批判する場面があった。
年金記録問題では昨年6月、厚生年金記録のうち推計約560万件で紙台帳からコンピューターへの入力ミスの恐れがあることが社会保険庁の抽出調査で判明。民主党が国民年金を含むすべての紙台帳(約8億5千万件)とコンピューター記録の照合を要求し、自民党や社保庁はのまざるを得なくなった。
野村氏は「紙台帳が正しいとは限らず、照合しても全面解決はできない」と主張。「無駄な作業にお金を使うなら、被害者救済に回すべきだ。対決モードでのあら探しに国民はついてこない」と声を荒らげた。
長妻氏は「できる限りのことを全力でやるべきだ」と反論。同僚議員も「照合作業にはこだわりたい」と援護射撃した。
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コメント
自治労は「45分仕事をしたら15分休憩する」という協定を社会保険庁と結び、年金事務をおろそかにしてきた。
民主党はその自治労から12名の議員を出している。
長妻昭は自治労の組合員(職員)が起こした年金問題を他党の責任に転嫁することに成功した。
確かに、年金改革をおかしくしてきたのも長妻昭の罪である。
投稿: 民主党は日教組と在日の政党 | 2009.08.09 08:32
長妻氏がいつ自治労をかばいましたかね。証拠を出してください。むしろ逆じゃないでしょうか。民主党内の権力闘争では、どちらかというと自治労に理解のある議員を疎ましく思っている側の議員ではないでしょうか。
民主党=日教組=自治労=朝鮮総連=反日という図式で理解したがる人たちは、事実認識が全くできていないようですね。昔のサヨクが何もかも米帝と資本主義が悪いと言っていたようなものです。そういう理解する人が必ず時代に淘汰されますのでご安心を。
また、社会保障制度の改革が行われるたび、ごねては年金運用金で利権を漁っていた自民党や、その片棒を担がされていた厚生労働省本庁や社会保険庁が、彼らにとって都合の悪い年金制度改革を防ぎ、責任をそらすために労組叩きを利用したという側面もあります。
もう1つ、不思議なのは社会保険庁の労働組合は自治労系の他にも(共産党に近い)全労連国公労連の全厚生という組合がありますが、その問題点については免責にされて全く報じられていません。そもそもこの労組叩きというのは、民主党などとの対抗戦略として持ち出された政治目的のバッシングで、断片的な事実を全面展開して行われたもので、年金問題の本質を大きくそらすものだったようです。
郷原信郎という弁護士が、年金記録の検証をしている弁護士がいますが、報道されるような悪質な事例はほとんどなかったと言っています。
余談ですが、今はともかく10年ぐらい前のオフコン時代は、目にやさしいこともなく、入力のレスポンスも悪くて精神的に辛抱が求められました。そこから45分入力業務やったら15分入力は休めということを民間中堅企業以上でも行われていました。いまでもVDU作業に対して、官民通じた労働安全衛生の望ましい基準として示されています。
そういうことを忘れて、労働安全衛生の観念も何もないところの奴隷労働のような仕事の基準をおしつけまくるこうした議論には辟易するものがありますね。
あんまりみのもんたなどの情報を鵜呑みにしないように。
投稿: 管理人 | 2009.08.10 02:10