1/11 朝霞市長選挙の争点を考えるシンポジウムを開く
朝霞市長選挙が3月1日に迫っていて、その争点を考えるシンポジウム「朝霞市長選挙の課題を考える」を今後の朝霞市を考える会の主催で開き、司会をした。
冒頭、有権者数がマンションブームで人口や有権者数がぐんぐん伸びている中で、市長選挙、市議会議員選挙の投票者数は毎回、35000人~38000人の範囲で推移していて、新しい人が全然投票していない現実を知らせ、そういうところから行政が遠い、行政が変わらない、という結果が出ていると指摘させていただいた。そして、今度の市長選挙はきちんと候補者どうしが考え方の違いを示して争い、有権者としてどちらがいいのか判断する機会にしたい、という今回の集まりの目的を示して議論に入った。
基地跡地利用市民連絡会の大野事務局長と、議会改革の請願者の岩垣さんの議論の後、会場からご意見をいただいたが、かなりどっきりするような現職批判も飛び出した。
大野さんは、市が策定した基地跡地利用整備計画の策定手続きと、できあがった計画が市民の希望、市民の自治からして問題で、そういうことを市の中枢セクションだけで勝手にどんどん進めた今の市長の政治姿勢の問題を指摘した。
岩垣さんは、議会改革が市議会と市長の関係が良すぎてなかなか進まない現状について話していただき、朝霞市の議会改革度の低さを指摘していただいた。
参加者の発言からは、能力のあるはずの市職員の1人ひとりの力を引き出すマネジメントができる市長を、という意見、地方自治は首長をどうするかということが大事で市長選挙はちゃんとかかわりたい、という意見などが飛び出した。
基地跡地に国家公務員宿舎を建設することに反対してきた運動に携わった大野さんに、対抗する候補を立てますか、と聞いたところ、その方向で努力したい、という回答があり、無風の選挙ではなくなることを期待することに。
最後に財政について私から説明して、ホンダの赤字と固定資産税収入の減少、市の新規の借金額とその返済額の差額がどんどん増えているから、ハコモノ投資を抑制しないと借金を返すために首が回らなくなる事態がやってくる、もともと市職員数が少ない朝霞市が世間一般に流布されている行政改革をやってしまっているため、市職員の代わりに仕事をするためのお金がかかりすぎている、とも指摘した。もちろんそういうことだから、国家公務員宿舎の見返り事業とも言える、事業系用地の開発による市庁舎の新規建設など、やってはならない。
最後に、参加者から2月21日13:30~15:30に市民会館で、青年会議所が公開討論会をすることを内定した、というニュースを紹介された。青年会議所については、いろいろこのブログで書いてきたが、ことこういうことについては、少しでも多くの市民に候補者の考え方を知ってもらって比べる機会をつくることは大切だと思っているので、こういうことについては、前向きにとらえていくべきだと思っている。
終了後、参加者から、今日は現職でない候補者が現れると思った、というご意見もいただいた。それは私も一緒に期待しているところで、参加者と意を同じくしている。
新聞社の多くは、無投票になるんじゃないか、と予測しているようだ。しかし、いろいろ課題があったこの4年の朝霞市についてどうだったのか、市民に審判する機会がつくられなくては、市民として無権利におかれ、世の中の笑い者になるだろう。今回のシンポジウムをきっかけに、きちんとした選挙が行われるよう、関係者が動き出すことを期待したい。
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