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2008.12.17

12/16 東京メトロのボヤ

東京メトロの白金高輪駅でボヤが発生したのは、運転士・車掌が線路内の折り返し線で折り返し電車が発車するまでの時間にたばこを吸っていた吸い殻がたくさんあって、そこに引火したものだ、ということが判明して話題になっている。

第一義的には、問題だし、ここのところ、東京メトロの始発駅からの遅延が気になっているところ、喫煙なんてことがあるのかと思うと、何だか情けない。

ただし、少し気を付けなくてはならないこともある。

この折り返し線は都営地下鉄も共用していて、東京メトロの従業員だけのものかはわからないということ。他の折り返し線でのたばこの発見駅が、都営線ばっかりだったのが気になる。

それから、積極的に現場写真をマスコミに公開したことも少しひっかかる。この事件、東京メトロ自体に何の痛みもない。抗議電話が数日かかってくるだけである。経営自体は公益事業で、首都圏の多くの人が使わざるを得ず、何の屋台骨に危ない影響を与えない。
その効果は、社員の抑圧のために使われるのではないか、と思うところもある。東京メトロは記者会見で「厳正に処分」と言って、減給や昇給の先延ばし、昇給の一部カットなんかやれば、結局、現金の亡者になっている東京メトロ本社を喜ばすだけである(東京メトロが、駅員を非正規化したり、本数を間引きしたりして、びっくりするほど儲けているかは、先日書きました)。

また、トンネル内でたばこと言うが、ほんの10年ぐらい前までは、駅で平気でたばこを乗客にも吸わせていたわけで、相対的な悪ではあるとは思うが、絶対的な悪とは言えないような事件ではないかと思う。

こうして東京メトロの従業員にいささか一分の理ぐらいのことを書いたが、私は禁煙派なので、やっぱり納得はいっていない事件である。

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