11/20 政府の研究会を傍聴
総務省の「地方公務員の短時間勤務のあり方に関する研究会」の委員をしている同僚の補佐として、委員会を傍聴する。
世の中が非正規労働者をなんとかせな、という時代に、2回り遅れたような形式を整えることが中心の議論が続いている。公務員非正規労働の法律問題はそんな議論が続いてきたから、またそんなものか、と思うが、ほんとうに何とかしないとまずいんじゃないの、と思う。地方自治体の場合、ファストフード、スーパーやデパートの次ぐらいに非正規労働者に主戦力になってもらっているのに、もっとその現実に真っ正面が向き合えないものか、ともどかしくなる。最近、裁判所がしびれを切らして、違法とは言わないものの、グレーである、という判決をいくつか下している。この流れは当分続くと思う。憲法との整合性すら疑わしい法律がついてきませんでした、で済むことなのだろうか。
その中で、委員のひとりが、働かされている側の実態調査ってあるんですか、と質問した。一同目を見合わせた。うちの労組でまとめたものがあるが、まさか労働組合のまとめたものを委員会の正式の資料にできるとは思えず、総務省の職員が意表を突かれていた。
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