11/18 ハインリッヒの法則
厚生労働省の事務次官経験者が殺害されたり、殺されそうになる事件が相次いだ。これが一連の事件でテロであるとするなら、予兆はあったと思う。
こうなる危険性はいろいろあったと思う。私の勤務先の労働組合では、社会保険庁の正規・非常勤の職員が組合員にいる。窓口業務にいる職員から、たびたび、同僚が殴られたり、胸ぐら掴まれたりする話を聞いてきた。
組合としても、社会保険庁の仕事に厳しい視線が注がれてる中、批判があることに謙虚でなくてはならない、反省すべきことは反省するという姿勢で臨んできて、少々のことは我慢してきた。
しかし、やはり暴力沙汰があると、どうにかしなくてはならないと組合のリーダーは思い、職場の上司や長など訴えていたが、こういうご時世だから、と言うような雰囲気で、言葉だけの善処で終わってきたようだ。
非常勤職員の組織化にあたった同僚が、1つの重大事故の背後には300の軽微な事故があるというハインリッヒの法則がある、と力説し、これが積み重なると重大事件になると、窓口で殴られたり、胸ぐら掴まれたりする事件をきちんと把握し、対処すべきだ、と憤っていたことを思い出す。
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