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2008.10.09

10/9 ニュースで総裁選を45分も垂れ流したNHKはもっと反省せよ

番組開始から延々自民党の総裁選の候補者による民主党批判を垂れ流した、9月10日の自民党総裁選のNHKニュースについて私は批判したし、抗議もした。やはりあのニュースは問題が多かったみたいで470件も抗議電話があったという。

それにまつわるニュースで、抗議電話を受けたNHK職員(多分、契約社員か何かだと思う)が、うっかり「自民党のPRです」と言ってしまったらしく、処分を食らっている。

処分は仕方ないにしても、NHKも番組の作り方の反省もせず、「極めて不適切な発言でおわびします。コールセンターのすべての担当者に対しても、NHKの報道姿勢に疑念を挟まれることのない懇切丁寧な対応を心掛けるよう改めて指導しました」などとのたまわっていることが、もっと問題だと思う。
まず、電話対応の職員はできるだけ主観を排して聞く姿勢が必要で、その指導が必要だろう。それにしても視聴者の怒りを鎮めるためには、一定、相手の言い分にも共感する必要があるだろう。
そして、報道姿勢に疑義を差し挟まれないようにするのは、苦情受付係の任務じゃなくて、本来はニュース7の番組責任者だろう。これまでも自民党のメディア戦略の言いなりになるような報道が目立つニュース7。ここがもっと猛省すべきだ。

●また安倍晋三の残骸、NHK古森経営委員長が、しつこくしつこく受信料の値下げを要求している。誰だって公共料金は値下がりすればいいと思う。その弊害はないのか、全く議論されていない。古森氏とNHKの間で不透明な議論を繰り返しているだけである。NHKが収入を縮減すれば、また関連企業に対して取材先の企業からキックバックをもらうようなサイドビジネスを広げるだけである。それと、古森氏は、お金にならない番組はなくそうとしている。政権批判や、過去の自国の恥に触れるような番組を抹殺しようとしている人でもある。そのための兵糧責めをしようとしているのだ。危険な話である。

スタッフが不適切発言=総裁選報道は「自民党のPR」-NHK
2008年10月9日(木)16時51分配信 時事通信

 NHKの自民党総裁選報道をめぐる問い合わせに対し、視聴者コールセンターの業務を担当する関連団体職員が「(報道は)自民党のPRです」などと発言し、9日までに職員とその上司を処分していたことが分かった。
 NHK広報局によると、9月10日の「ニュース7」に総裁選候補者が出演して政策などを訴えたが、視聴者からコールセンターに「公平を欠く」などとの電話が約470件寄せられた。このうちの1件に対し、男性職員が問題発言をした。職員は「冷静を欠いていた」などと話しているという。
 同局では「極めて不適切な発言でおわびします。コールセンターのすべての担当者に対しても、NHKの報道姿勢に疑念を挟まれることのない懇切丁寧な対応を心掛けるよう改めて指導しました」とコメントしている。 

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