10/8 真性保守議員が議場でケータイ
タカ派で、日本人のモラルのなくなり方を嘆く中川昭一氏が、国会の閣僚席でワンセグを見ていたということで参議院議長に陳謝している。
国民にナショナリズムやモラルを要求しておきながらこれだよ、と思う。
一方で、携帯電話の議場持ち込みすら禁止している参議院のルールにも驚く。
そんな環境で仕事しているから、小学生の携帯禁止みたいな話に飛びつくのか国会議員は。
●英国議会の実用主義から学ぶべきことは多いだろう。英国下院は自分が必要なければ欠席すら自由。そもそも議場が、下院議員650人収容できず、開会式などでは立ち見が前提になる。携帯はどうなんだろうか。携帯どころか原稿の持ち込みすら原則ダメ、という議会でもある。原稿棒読みにすることで、議論にならなくなることを防いでいるようだ。
議場閣僚席でワンセグ、中川氏と与謝野氏が議長に陳謝
中川財務・金融相と与謝野経済財政相が3日午前の参院本会議場の閣僚席で、携帯電話で地上デジタル放送(ワンセグ放送)を見ている様子が週刊誌に報じられ、両氏は8日、参院の江田議長、山東昭子副議長らに陳謝した。
与謝野氏によると、国民新党の自見庄三郎副代表の代表質問の際、自分の携帯電話にNHKの国会中継を映し、隣席の中川氏とわずかの時間、一緒に見たという。参院では、携帯電話の議場への持ち込みは議事の妨げになるとして禁止されている。このため、野党が問題視し、議院運営委員会で取り上げる構えを見せていた。
◇
与謝野氏はテレビで質問者を見たくなった理由を、「質問が激しかったので……」と議長らに説明。中川氏は「与謝野さんに『ほら』と見せられて、つい……」。野党の“解散圧力”が増している中だけに、与党からも「閣僚はもっと緊張感を持って」という声が上がった。
(2008年10月8日23時41分 読売新聞)
| 固定リンク
コメント