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2008.10.06

10/6 インチキだらけの麻生内閣

現下の情勢だから補正予算を通すんだ、と言い張る麻生首相とその周辺。

今日は、二階氏が、「第一次補正は金融問題を正確に把握しないから第二次補正が必要だ」などと言っている。第一次補正予算は、経済問題を正確に把握しておらず、ただえいやっとばらまいたというだけの話と本人たちが言いだしている。
今回の補正予算は、そもそも原油価格対策として立案され、石油高騰の影響を蒙りやすい産業(かつ自民党の支持が高い業界)に補助金がばらまかれ、その後原油価格が下落したにもかかわらず見直しがされないまま、麻生一派による政局の道具としてのただのバラマキとして提案されているのだ。ケインズ主義の私でも、そんな無意味な財政支出のツケを払わせられるのはご免だ。保育園にも入れず、余分な費用負担をずっと強要され、ただ税金を取られ続けている身からすると、本当に許し難い話である。

そして解散は政局だからしない、などと言っているが、補正予算を持ち出して政局にしているのはどっちだ、と言いたい。

こんなインチキな政権を長生きさせてはいけないと思う。

●土屋前埼玉県知事が亡くなった。右派のイデオローグだったのに、児童虐待の対応、DVへの対応など、子ども家庭福祉の分野が大きく前進した。保育所整備も進んだ。その前の畑「革新」政権が、埼京線の整備以外には革新らしい政権実績が無く、山口敏夫一派とつるんで乱開発に手を貸し続け、保育所の整備から介護施設の整備から、何から何まで放置したこととの比較で、ほんとうに善政をひいたと思う。
しかし、それでも最後は汚職で終わった。娘への欲目と桜の植樹の利権で身を滅ぼした。全く残念なことである。その背景には、埼玉県の政治文化が、好き嫌いレベルの理念なき保守どうしの内部抗争に明け暮れるため、どうしても後ろぐらい体質が抜けきらなかったと言える。

●それでその前の畑「革新」県政を振り返る。社会党左派の陰謀でおちるはずの知事選挙に担ぎ出されたため、どうも社会党を信頼していなかったのではないかと思う。畑知事時代に、共産党と公明党が伸長するし、実は最大与党が山口敏夫一派で、ゴルフ場が県内にたくさんできたのも畑知事時代である。受けて偏差値をもらわないと私立高校に入れない北辰テストという独占の業者テストをはびこらせたのも、畑知事の時代である。同じ革新県政でも、参加を重視した神奈川の長洲氏などと比べると、見劣りを感じる。畑氏の力量というよりは、畑氏をいいように利用した山口一派、共産党、公明党、社会党の責任だったと思う。戦前、軍隊体験があったり学生運動の経験があったりすること、戦後は老かいな政治家として生きてきたことから、埼玉版ミッテランだと言う友人がいた。

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