10/31 新自由主義的価値観に溢れた元共産党員
兵本達吉「日本共産党の戦後秘史」を読む。それなりに面白い本ではあったし、共産党員の苦労がどのへんにあるのかわかる本だった。
しかし、共産党に批判的な人まで著者を批判する人が多いと聞いていたが、読んでいてその理由がわかったように思う。
共産党に長いこといて、どうしてそんな考え方になるのか、と思うような立場に立っている。貧困者はこの日本にはいない、とか、革新自治体は天文学的な赤字を作ったとか、事実認識そのものがおかしいところが多い。
●ご近所の底力で、路上喫煙が取り上げられていた。朝霞市も近隣4市共同で防止条例を制定し、全域が路上禁煙となっているが、全然守られていない。まして取締強化区域では、本来過料(行政処分の罰金のこと)も徴収できるはずだが、取締も中途半端で、過料も取っていないという。
この条例に反対し、禁煙そのものがナンセンスと話を混ぜっ返した市会議員もいたが、もしその条例が通らず、喫煙者によってやけどしたら立法の不作為で訴えてもよかったと思う。そうせずに済んでよかった。今は、取締をきちんとやらない行政の不作為の番である。
禁煙では、飲食店、特にファミリーとうたっているところでの禁煙が不徹底だと思う。禁煙にすると客が来ないという飲食店の先入観は何とかならないかと思う。スターバックスコーヒーが流行るのも、禁煙でいられるスペースがそこしかないからだろう。たばこに邪魔されないバーは本当に少ない。あるとありがたい。
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