« 10/28 入試を見かけで判断する高校だけが悪いのか | トップページ | 10/31 家父長制体質から抜け出せないヨニウム先生の政治観 »

2008.10.30

10/30  こんな景気対策でいいのか

連合の春闘討論集会に出る。寺島実郎氏の記念講演でのパラダイムの転換という言葉を、のちの討論の場面でたくさん使われた。
日米関係だけでは没落するというのが見えてきた記念講演でもあった。

●政府の景気対策の第二弾、ひどいバラマキである。金融危機という状況のなかで、給付金ばらまいて何になるのかよくわからない。しかも3年後にはそのツケをすべて消費税増税でつけ回しされる。こんな増税ばかりやっているから、本当に必要な増税が受け入れられなくなる。まして3年後に麻生が政権を握って責任を取れるのだろうか。どうせ民主党にやらせるんだからツケを残しておけ、ということだろう。
今回の景気対策では、内需中心の経済に転換するものが見えない。介護、福祉、医療、保育など国民の生活の効率を支える人的サービスと、農業の新規参入者誘導への力点をおいた政策が必要なのだろう。早期解散をしなかったために公明党にむしられたという感じがしてならない。

●友人の労働ジャーナリストと意見交換。先日、誘われた民主党の女性議員の勉強会に傍聴で出て、児童手当26000円が育児の社会化だ、とのたまわってぶったまげた、という話を聞く。私もぶったまげた。児童手当のばらまきは育児支援だとは思うが、育児の社会化って、もっと違うはず。年金を老後の社会化とは言わないように、児童手当を育児の社会化だとは思えない。やはり介護保険などの現物給付があって「社会化」という言葉になるのではないか。児童手当は、私的育児への支援でしかない。あれは社会化とは言わない。社会保障のことをもっと勉強してほしいと思う。

●共産党の元副委員長の上田耕一郎氏が亡くなる。共産党では数少ない好感の持てるおじさんだった。宮本顕治に干されていた、という噂も、私が贔屓にしてしまうものがあった。元構造改革派(小泉のじゃなくてトリアッチ・グラムシの)という共通の先祖を持つ者として、寂しい気持ちである。まだまだ政治家として活躍できるのに、交通事故か何かにみまわれたお嬢さんの介護を理由にパタッと姿を消してしまったのが寂しかった。
謹んでお悔やみ申し上げたい。

|

« 10/28 入試を見かけで判断する高校だけが悪いのか | トップページ | 10/31 家父長制体質から抜け出せないヨニウム先生の政治観 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 10/28 入試を見かけで判断する高校だけが悪いのか | トップページ | 10/31 家父長制体質から抜け出せないヨニウム先生の政治観 »