10/13 前田議員を厳正に処分して脇を締めよ
民主党の前田雄吉議員が、マルチ商法の利権を代表した質問をしたとかで、問題になっている。
民主党は事実関係を調査し、事実なら前田議員の公認を即刻取り上げるべきだろう。
麻生首相が解散を引き延ばすというのは、こういう民主党の議員のあら探しをして、さまざまなところで問題にすることだと思う。
これから出るものは出ると覚悟した方がいい。そのときにこの事件を甘く扱うと、次に出てくる問題の処理に苦慮することになる。
民主党の保守系議員は、どうしてもこうした後ろぐらいお金に関わる危険性が高い。
というのも、地域のまともな保守系団体は、自民党を第一の支援団体として応援する。土建屋、不動産業、金融などで地位が確立した会社は自民党を応援している。その利害と対立する人や、あぶれた人が民主党の保守系議員を応援することになる。
地域のそうした保守系団体がきれいに二分していれば、そんなリスクも少ないが、保守系団体の圧倒的な多数が自民党を応援していたり、大都市部のように自民党の支援団体の層が薄いと、まともな政治家が近寄らない後ろ暗い団体にすがらざるを得ない。民主党議員に、資金源の不透明な新興宗教や、元過激派の政治団体、許認可や取締に怯える産廃ビジネス、今回問題になったマルチ商法などが近寄り、利用される危険性は高い。
●重村智計「金正日の正体」を読む。金正日に影武者がいるとか、権力中枢が変化しているとか、そういう話そのものは排除すべきではないが、何か説得力がない。書いていることの論拠がはっきりしないし、引用している情報に時期、場所などが不明確な話が多い。北朝鮮情報はそういうのが多いが、他の情報以上に信頼性が感じられない。何だろうか。よっぽど与太話的な書き方をしている副島隆彦のアメリカ崩壊話の方が、実証性が高い。半分近くが日本のマスコミ批判に充てられていることも良くない。編集者は苦労したんじゃないかと思う。
以前の著書でも結果として安倍晋三をヨイショするような結論で意味がないなぁと思った次第。
著者は盛んに金丸・田辺的な北朝鮮への関わり方をする人を非難しているが、92年頃、著者は盛んに経済援助をせよと、ニュース23あたりで話していたように思い出す。
| 固定リンク
コメント