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2008.09.27

9/27 中山大臣辞任へ。しかし日教組に謝罪せず開き直り

中山国交相が辞任へ。当たり前だ。それでも日教組に謝罪しないというのだから、ひどいものだ。一方、成田の一件では平謝りだったが、成田の空港予定地の住民とともに、支援している過激派に謝ったというふうに捉えていいのか。

中山氏はこの期に及んでも、日本の教育をダメにしたのが日教組だと言っている。そのときに日教組が民主党最大の支持団体だと批判。
やっぱりこの人の事実認識能力は壊れていると思う。民主党の最大の支持団体は立正佼成会。176万世帯。次にUIゼンセン同盟で100万人の労働組合員がいる。次が自治労、その次が自動車総連、その次が電機連合、全特が支持を決めればその次あたりに全特。日教組は10番目ぐらいである。

聞き捨てならない、相原久美子参議院議員への批判もあったようだ。それまた誤った事実を結びつけ、宮崎の田舎の有権者を騙して煽動するようなことしている。呆れた議員である。自らの賛成した決議すら理解できないようなあほ政治家。本当にこの際、引退してもらいたい。

しかも最後が言葉狩りにあわないように気をつけなくてはいけない、などと言っていて、本質的には何も謝っていないことがわかる。自分の失言癖に気をつけるべきで、そこを自覚している麻生首相と、すぐ開き直る中山氏との人間のできの違いを感じる。

●その上談合企業から献金までもらっていたみたいだ。東九州道延伸で面倒みてやるつもりだったんだろう。そういう人間が力もない日教組をやり玉に挙げて、「日本では様々な犯罪が起こっている。もうけるためならうそを言ってもいい、子殺しとか親殺しとか、これが日本だろうかと。かつての日本人はどこに行ってしまったのか」などと道徳振りかざす政治家がうようよしているのがほんとうにイヤだ。

●右派の日教組悪玉論を聞くたびに、それを証明する因果関係を論理的な説明や、実証的なデータがどこにあるというのか、聞いてみたくなる。彼らの多くは、全教という言葉も知らないのも驚く。

日教組悪玉論は政治的プロパガンダに過ぎないのだ。

27日毎日新聞記事より

 中山氏は27日、宮崎市で開かれた自民党宮崎県連の会合などで、「ごね得」と「単一民族国家」は謝罪したが、日教組をめぐっては「日本の教育のがんは日教組だ。日教組は民主党の最大の支持母体で解体しなければいけない」と改めて批判。記者団にも「(日教組批判は)撤回しない」と強調した。

 これを受け、自民党幹部は「確信犯だ。辞任を覚悟して言っているのだろう」と指摘。公明党幹部も「中山氏の持論だろうが、何ということを言うのか」と批判した。

 中山氏は自らの進退について、記者団に「国会審議に影響が出るならば、地位にきゅうきゅうとはしない。教育改革、地方に必要な道路づくりはやりたいが、『絶対に辞めない』としがみつくつもりもない。推移を見守りたい」と表明。そのうえで「出処進退は自分で決める。今晩、家に帰って妻(中山恭子首相補佐官)に相談する」と述べていた。

 ただ、一連の問題発言については「失言というか舌足らずというか、言葉狩りに遭わないように気をつけないといけない」と語っていた。

中山国交相、日教組巡る発言撤回せず「教育のがん」
2008年9月27日22時5分

 中山国交相は27日、地元・宮崎市であった自民党宮崎県連の衆院選候補者選考委員会に出席した。あいさつの中で中山氏は「成田『ごね得』」「日本は単一民族」との発言は謝罪したが、「日教組の強いところは学力が低い」との発言は撤回せず、改めて「日教組は解体する」「日教組をぶっ壊せ」と強調。さらに、日教組が民主党の支持団体であることなどを指摘し、「小沢民主党も解体しなければいけない」と批判した。

 中山氏は会合の冒頭、「言葉足らずというか、説明不足もあって、不愉快な思いをさせてしまった。心から謝罪させていただきたい」と陳謝。26日に、アイヌ民族最大の団体「北海道ウタリ協会」の加藤忠理事長や、成田空港のある千葉県の堂本暁子知事らに謝罪したことも説明した。

 ところが、日教組をめぐる発言については「私も言いたいことがある」と切り出した。「日本では様々な犯罪が起こっている。もうけるためならうそを言ってもいい、子殺しとか親殺しとか、これが日本だろうかと。かつての日本人はどこに行ってしまったのか」と述べたうえで、その原因は日教組に問題があると主張。日教組が教育基本法改正や国旗・国歌や道徳教育の強制などに反対してきたことを挙げ、「何とか日教組を解体しなきゃいかん」「(元首相の)小泉さん流に言うと、『日教組をぶっ壊せ』。この運動の先頭に立つ」と力説した。

 さらに、社会保険庁の労働組合が自治労で、昨年の参院選比例区では自治労出身者が民主党の中では1位で当選したことについて言及。「日教組や社保庁という本当に働かなくても給料がもらえる官公労の職員に支援してもらっている民主党が政権を取ったらどうなるんだろうか」と強調し、「日教組解体、小沢民主党も解体しなければいけない」と述べた。

 会合を中座した中山氏は記者団に「日教組が一番の問題。日本の教育のがんが日教組」とも発言した。

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コメント

>右派の日教組悪玉論を聞くたびに、それを証明する因果関係を論理的な説明や、実証的なデータがどこにあるというのか、
>聞いてみたくなる。彼らの多くは、全教という言葉も知らないのも驚く。


逆に、朝日新聞が相関が無いことを記事にしていますね。
http://www.asahi.com/politics/update/0927/TKY200809260383_01.html

面白いことに、昨年、産経新聞の記者が日教組と学力の相関を証明しようとして失敗しています。
結論はぼかして書いていますが、どうみても相関がありません。
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/362445/

投稿: とおる | 2008.09.28 07:20

情報ありがとうございます。

投稿: 管理人 | 2008.10.02 01:46

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