9/11 パラリンピック選手が出場断念になっていた
アテネパラリンピックの円盤投げで銀賞を取った佐藤京子さん、私の勤務する労働組合の組合員で、組合機関紙の取材に応じてくれたことがあった。
スポーツのことは皆目わからない私は、スポーツ記事の取材ということで丹念に下調べして、緊張しながら取材したのでよく憶えている。北京オリンピックへの執念がひしひしと伝わってくる。
今日、気になって調べていたら、8月に職場内で事故にあって、出場断念していたとのこと。ほんとうに残念だ。ドーピング検査で使える薬が使えない中、いろいろなことを克服しながら働いている佐藤さんは、ほんとうに無念だったのではないか。金メダル級の選手なので、オリンピックだったら、大ニュースになっていただろう。
何とか早く治癒して、再挑戦できるよう祈っている。
アテネパラリンピック(04年)女子円盤投げの銀メダリストで東京都渋谷区職員の佐藤京子さん(40)が今年8月、勤務先の庁舎内でエレベーターを降りる際、段差で車いすごと転倒し、重傷を負っていたことが分かった。
北京パラリンピックでの出場枠をかけた国際大会直前での不幸な事故。
佐藤さんは3年前にも同じ庁舎内で労災事故に遭っており、 同区は、労使で作る安全衛生委員会などで再発防止策を検討している。
事故は8月14日発生。4階の職場から3階の車いす用トイレに行くために乗ったエレベーターが3階の床面より11センチ高い位置で止まり、バックで降りようとした佐藤さんはそれに気づかず、 後ろ向きに車いすごと転倒、頚椎(けいつい)損傷の大けがを負った。 このため同月27日からオランダで開催予定だった国際大会への出場を断念、北京大会への出場は実質上絶たれた。
現在、公務労災の請求を行っているが決定は出ていない。
区によると、エレベーターの扉に何らかの外圧がかかり3ミリのすき間があいたまま降下。このため緊急停止し段差が生じたという。エレベーター内では緊急停止したことは分からなかったという。 エレベーターは65年ごろの設置で、今年度リニューアルの予算が組まれていた。
佐藤さんは、高校時代に脊髄(せきずい)を損傷。 車いすを使うようになったが、元来スポーツ好きだったため「打ち込めるものが欲しい」と陸上競技を始めた。 93年、区役所に就職。介護保険の仕事をしていた。 つえで歩くことも可能だったが、03年3月に職場の配線コードに足を引っかけ転倒。 入院、リハビリに7カ月かかる労災事故に遭い、以来車いす生活になった。
しかし、佐藤さんはけがを克服してアテネ大会に出場。 ドーピングの恐れがあるため、普段使っている治療薬が使えず、痛みに耐えながらも、 砲丸投げで4位、円盤投げで銀メダルの好成績をあげた。
その後、「苦労をかけた両親に一つずつ金メダルをプレゼントしたい」と、北京大会を目指し訓練を重ねていた。
佐藤さんは「役所は障害を持つ人も働き、障害を持つ市民も来る場所。 それなのになぜ、職場で2度もけがをしなければならないのか」と悔しがる。
同区の松井裕総務部長は「申し訳ないという言葉以外にない。 再発防止とともに、彼女の職場復帰などもきちんとケアしたい」と話している。
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